日本医師会認定健康スポーツ医とは
国民の健康増進に対する要望が高まるにつれて、発育期の幼児・青少年・成人・老人等に対する運動指導を含めて地域保健の中での運動指導について、医師の果たす役割はきわめて大きい。
地域社会において運動への関心が高まってきていることや、特定健診後の保健指導における運動指導が重要であることから、運動を行う人に対して医学的診療のみならず、メディカルチェック・運動処方を行い、さらに各種運動指導者等に指導助言を行い得る医師が必要です。
日本医師会は、健康スポーツ医の養成とその資質向上を通して地域保健活動の一環である健康スポーツ医活動の推進を図るために、日医が定めた講習科目に基づく健康スポーツ医学講習会を修了したと認められる医師に日医認定健康スポーツ医の認定証を交付しています。
また、この認定証は、有効期間5年間に再研修会5単位以上を修了し、実践活動を行った医師について、更新することができます。
(日本医師会ホームページより引用)
日本医師会認定健康スポーツ医になるためには(新規申請について)
日本医師会が定める講習科目に基づく講習会を修了したと認められる医師が健康スポーツ医の称号を申請した場合には、審査の結果に基づきこれを付与しています。
日本医師会認定健康スポーツ医の新規認定には、以下の受講(または下記の免除要件)を満たした上で、所属の都道府県医師会を通じて日本医師会へ申請する必要があります。
1.健康スポーツ医学講習会(前期・後期)の受講など
令和3年度から日本医師会主催健康スポーツ医学講習会(前期・後期)をウェブ受講することが可能になりました。例年、日医では11月頃に開催(9月頃に開催案内)しています。
なお、大阪府医師会でも例年、独自開催により前期・後期の講習会を順に実施してきましたが、上記のとおり日医主催講習会のウェブ受講が可能になったことなどにより、令和5年度からの開催を停止しました。
<免除要件>
また、以下①~④の方は、初回新規申請時の1回に限り、講習会の受講(前期・後期)が免除されます。
①日本整形外科学会認定スポーツ医(ただし、認定番号4001番以上の医師に限ります)
②日本整形外科学会スポーツ医学研修会総論修了者
③日本スポーツ協会公認スポーツドクター
④日本スポーツ協会公認スポーツドクター養成講習会基礎科目修了者
■日本医師会主催 令和7年度 健康スポーツ医学講習会【前期】【後期】のご案内
日本医師会のWeb研修システムによるオンライン受講と大阪府医師会が実施する座学受講(大阪府医師会館)は日程が異なります(内容は同じものです)。
◎受講希望の方は、以下の①②のいずれかの受講形式を選択しお申し込みください。
①日本医師会のWeb研修システムによるオンライン受講(定員各500人)
※スマートフォンでの受講不可
日時:【前期】令和7年10月25日(土)午前9時30分~午後5時50分、
10月26日(日)午前9時30分~午後4時40分
【後期】令和7年11月29日(土)午前9時30分~午後4時40分、
11月30日(日)午前9時30分~午後4時40分
対象:日本医師会認定健康スポーツ医を希望する医師
申し込み:「日本医師会web研修会システム」からお申し込みください。
※非会員の方でMAMISの登録ができない方は、Googleフォームからの申し込みが必要です。
なお、その場合は締め切りが異なります。
詳細は日本医師会ホームページ(https://www.med.or.jp/doctor/work/)を参照。
締め切り:【前期】令和7年10月15日(水)午後11時59分
【後期】令和7年11月19日(水)午後11時59分
受講料: (クレジット決済)【前期】【後期】日医会員各10,000円(税込)、日医非会員各18,000円(税込)
②大阪府医師会が実施する座学受講(大阪府医師会館)(定員各42人)
日時:【前期】令和7年11月2日(日)午前9時30分~午後5時50分、
11月3日(月・祝)午前9時30分~午後4時40分
【後期】令和8年2月22日(日)午前9時30分~午後4時40分、
2月23日(月・祝)午前9時30分~午後4時40分
対象:日本医師会認定健康スポーツ医を希望する医師
申し込み:受講申込書をダウンロードの上、FAX(06-6765-3737)。
締め切り:【前期】【後期】令和7年10月24日(金)
受講料: (当日現金支払い)【前期】【後期】医師会員各10,000円(税込)、 非会員各18,000円(税込)
その他:当日はテキストおよび昼食弁当を府医でご用意します。
※表中の日程は、①日本医師会のWeb研修システムによるオンライン受講の日程です。
2.新規申請に必要なもの
新規申請される場合は、大阪府医師会介護福祉課・健康スポーツ医学担当者までご連絡ください(TEL:06-6763-7002)。「新規申請書」および「新規審査登録料の払込取扱票」をお送りします。
下記4点を提出期限までに同担当者宛てにご郵送ください。
①新規申請書 ※捺印が必要です
②修了証(前期・後期)のコピー
・2025年3月以前に修了された方:健康スポーツ医学講習会の受講証明書(紙)のコピー
・2025年4月以降に修了された方:MAMIS上で、受講実績を確認できる画面を印刷したもの
③新規審査登録料(10,000円)の振込受領証のコピー
④(大阪府医師会員以外の方のみ)医師免許証のコピー
<令和7年度申請提出期限>
提出期限
認定証送付予定月
第1回:令和7年4月18日(金)まで
令和7年6月送付
第2回:令和7年6月27日(金)まで
令和7年8月送付
第3回:令和7年8月8日(金)まで
令和7年10月送付予定
第4回:令和7年10月17日(金)まで
令和7年12月送付予定
第5回:令和7年12月 12日(金)まで
令和8年2月送付予定
第6回:令和8年2月13日(金)まで
令和8年4月送付予定
※MAMISを利用しての新規申請機能の開始時期は未定ですが、年度途中で申請方法が変更(紙での申請からMAMISでの申請)になる可能性がございます。申請方法が切り替わり次第、情報を更新いたします。
日本医師会認定健康スポーツ医の更新申請について
日本医師会認定健康スポーツ医の更新申請には以下の条件を満たす必要があります。
1.再研修会の受講
更新申請には、認定期間内(5年間)に5単位の取得が必要です。
大阪府医師会主催の再研修会は、下記をご覧ください。
※他府県の講習会・再研修会は、研修会(講習会)検索サイト(https://mamis-seminar.com/)にてお調べいただけます。
■大阪府医師会健康スポーツ医学再研修会
令和8年度の開催が決まり次第、ご案内します。
■大阪府医師会ロコモ研修会(実習)
令和8年度の開催が決まり次第、ご案内します。
2.更新申請に必要なもの
更新申請される場合は、下記3点を揃えて、提出期限までに大阪府医師会介護福祉課・健康スポーツ医学担当宛てにお送りください。有効期限の4カ月前ごろに更新に必要な登録情報(紙)などのご案内をお手元に送付します。現在の取得単位数のお問い合わせ、登録情報(紙)の紛失などについては、同担当者までご連絡ください(TEL:06-6763-7002)。
なお、他府県・他団体で受講された研修会の取得単位数は、本会では把握していません。府医主催研修会で取得された単位数のみ、お調べできます。
①登録情報(紙)の原本
手順1 登録情報(紙)の内容に変更がある場合は修正・追記を行ってください。
手順2 控え用にコピーを取り、原本を返送してください。
※変更がない場合も、控え用にコピーおよび原本の返送が必要です。
※日本医師会は、登録情報(紙)の申請書類を元に、認定証番号と有効期限をMAMIS上に反映する予定ですが、修正・追記していただいた情報は、MAMISへ反映されません。登録情報(紙)と併せて、ご自身でMAMISの情報を変更してください。
②受講証明書(紙)・MAMIS受講実績画面のコピー
・2025年3月以前に取得した単位証明:健康スポーツ医学再研修会の受講証明書(紙)のコピー
・2025年4月以降に取得した単位証明:MAMIS上で、取得した単位の一覧を確認できる画面を印刷したもの
③再審査登録料(10,000円)の振込受領証コピー
<令和7年度申請提出期限>
提出期限
認定証送付予定月
第1回:令和7年4月18日(金)まで
令和7年6月送付
第2回:令和7年6月27日(金)まで
令和7年8月送付
第3回:令和7年8月8日(金)まで
令和7年10月送付予定
第4回:令和7年10月17日(金)まで
令和7年12月送付予定
第5回:令和7年12月 12日(金)まで
令和8年2月送付予定
第6回:令和8年2月13日(金)まで
令和8年4月送付予定
※MAMISを利用しての更新申請機能の開始時期は未定ですが、年度途中で申請方法が変更(紙での申請からMAMISでの申請)になる可能性がございます。申請方法が切り替わり次第、情報を更新いたします。
研修会等を実施される団体様へ
(日本医師会健康スポーツ医学再研修会の申請方法について)
再研修会の開催を申請される場合は、以下の手順をご確認ください。ご不明な点がございましたら、大阪府医師会介護福祉課・健康スポーツ医学担当(TEL:06-6763-7002)までお問い合わせください。
1.申請の流れ
①提出期限までに、必要書類を大阪府医師会介護福祉課・健康スポーツ医学担当宛てに提出。提出期限は、下記をご確認ください。
②大阪府医師会を通じて日本医師会へ申請。審査は2カ月に1回実施されます(奇数月の月末)。
※承認の可否は、日本医師会の理事会にて判断されますので、あらかじめご了承ください。
③日本医師会の審査結果(承認)が大阪府医師会に通知され次第、大阪府医師会より主催者へ連絡します。
※全国の講習会・再研修会の一覧は、日本医師会ホームページ(https://www.med.or.jp/doctor/ssi/sports_training/009599.html)に掲載されています。
④研修会終了後に実績を報告(詳細は、後の「3.研修会終了後にしていただくこと」をご参照ください)。
(1) 受講実績(単位)登録のため、CSVデータ(受講者の情報)を作成し、日本医師会会員情報システム運営事務局に送る。
※令和7年度から受講者への「受講証明書(紙)」は交付しないでください。
(2) (1)のCSVデータおよび配布資料一式(抄録等)を大阪府医師会へ提出する。
<令和7年度申請提出期限>
提出期限
研修会開催日
第1回:令和7年4月18日(金)まで
開催日:令和7年6月1日(日)以降
第2回:令和7年6月27日(金)まで
開催日:令和7年8月1日(金)以降
第3回:令和7年8月8日(金)まで
開催日:令和7年10月1日(水)以降
第4回:令和7年10月10日(金)まで
開催日:令和7年12月1日(月)以降
第5回:令和7年12月12日(金)まで
開催日:令和8年2月1日(日)以降
第6回:令和8年2月13日(金)まで
開催日:令和8年4月1日(水)以降
※提出期限はMAMIS(医師会会員情報システム)の状況により、変更になる可能性がございます。研修会を検討される場合は、本会健康スポーツ医学担当者宛てにご連絡ください。
※MAMISを利用しての研修会申請機能は、令和7年度3月審査(第6回)以降に開始を予定しています。その関係で、年度途中で申請方法が変更(紙での申請からMAMISでの申請)になる可能性がございます。申請方法が切り替わり次第、情報を更新いたします。
2.申請に必要なもの【紙での申請】
※MAMISを利用しての申請方法は、切り替わり次第情報を更新します。
①「健康スポーツ医学再研修会承認申請書」…日本医師会長宛て文書【様式①】
②(任意)「『〇〇〇研修会』における後援名義の使用について(依頼)」…大阪府医師会長宛ての後援名義依頼書【様式②】
※日本医師会の申請にあたって、必要であれば大阪府医師会の後援をご検討ください。
③健康スポーツ医学講習会・再研修会申請書【様式③】
④実施要領やプログラム…日時、会場、担当連絡先、講演スケジュール、健康スポーツ医学再研修会単位数などが記載されたもの。
⑤講演要旨…講演内容を簡潔にまとめたもの。字数制限などはありません(申請対象の講演演目が複数の際は、演目ごとの講演要旨が必要)。
⑥講師略歴…各講師の略歴(様式は問いません)。
※各様式は下記からダウンロードしてください。
様式①(日本医師会長宛て文書)
様式② 任意(大阪府医師会長宛ての後援名義依頼書)
様式③(健康スポーツ医学講習会・再研修会申請書)
3.研修会終了後にしていただくこと
①受講実績(単位)登録のため、CSVデータ(受講者の情報)を作成し、専用フォームから日本医師会会員情報システム運営事務局に送る。
※MAMISへの受講実績(単位)の作成方法、およびCSVデータ作成用のフォーマットはこちらをご使用ください。
※受講実績(単位)はMAMISでの登録になるため、令和7年度から受講証明書(紙)の交付はしないでください。
②①のCSVデータおよび配布資料一式(抄録等)を大阪府医師会へ提出する。
4.その他
- 健康スポーツ医学再研修会の単位は1時間1単位です。
- 主催・共催に製薬企業や医療機器企業が含まれる再研修会は承認されません(後援・協賛は可)。日本医師会が審査において、再研修会を申請している団体のホームページを確認することもありますので、ご留意ください。
- 大阪府医師会から日本医師会へ申請後、内容の確認や修正などについて、日本医師会から大阪府医師会に連絡がある場合がございます。その際には、ご対応くださいますようお願い申し上げます。
- 認定医はMAMISマイページの登録が必要(受講履歴の確認等)なため、研修会開催時に受付等でマイページ登録案内チラシ(MAMIS稼働にあたっての留意点)を配布していただくなど、ご協力をお願い申し上げます。
救護所出務医師の募集について
※現在、救護所の出務医師派遣の依頼はありません。
ロコモ研修会(実習)の受講者名簿
大阪府医師会では、令和元年度から「ロコモ研修会(実習)」を行っています。
大阪府後期高齢者医療広域連合では、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の円滑な推進に向けて、令和2年度に「後期高齢者医療健康診査を活用したフレイルの抽出基準等に関する検討委員会」を設置し、令和3年6月に健康診査結果からフレイル該当者を抽出する基準等について取りまとめが行われました。
同検討委員会がまとめた「後期高齢者医療健康診査を活用したフレイルの抽出基準等に関する検討結果報告書」では、市町村における高齢者のフレイル状態に応じた望ましい保健事業の在り方等を示すとともに、「後期高齢者の質問票」の中の身体的フレイル項目のうち3項目該当者には、主治医から整形外科医または「ロコモ研修会(実習)」の受講医師などへ該当者を紹介する流れが示されています。
※報告書の詳細は大阪府後期高齢者医療広域連合ホームページの「各種資料」のサイトをご参照ください。
※「ロコモ研修会(実習)」の受講者のうち、大阪府医師会ホームページへの掲載に同意をいただいた方の情報を掲載しています。
※該当者を紹介する際は、医療機関へご一報の上、紹介状の作成をお願いします。