TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

在宅医療

1.在宅医療における連携の拠点および積極的医療機関の取り組みの促進

現在、各二次医療圏において、在宅医療に必要な連携を担う拠点(連携の拠点)を中心に、在宅医療において積極的役割を担う医療機関(積極的医療機関)をはじめとする医療機関や訪問看護ステーション、介護サービス事業所等が連携しながら、第8次医療計画における在宅医療提供体制構築に向けた取り組みが進められております。
今般、各圏域における体制構築に向けた取り組みを一層推進することを目的として、他圏域の取組事例や体制構築にあたっての課題等を共有する研修会を開催しましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

▼研修会の動画はこちら(ID[ユーザー名]・PWが必要です)

※動画の一般への公開、編集・転載、無断使用は固くお断りします。
※ID[ユーザー名]・PWがご不明な場合は、介護福祉課(TEL:06-6763-7002)まで問い合わせ願います。

2.地域標準手順書およびマニュアル

令和6年度事業として、本会において、厚生労働省が特定行為研修修了者の活躍の推進を目的に実施している「地域標準手順書普及等事業」を受託しました。
「手順書」とは、医師または歯科医師が看護師に診療の補助を行わせるために、その指示として作成する文書のことであり、「特定行為研修」を修了した看護師は、この医師が発行する手順書を基に診療の補助を行います。
この度、本会では、地域のかかりつけ医が手順書を作成していただきやすいよう、また、特定行為研修を修了した看護師が在宅医療の現場で活躍していただけるよう、「大阪府医師会版」の地域標準手順書集を作成しました。
あわせて、「特定行為に係る地域標準手順書マニュアル」も作成しましたので、ぜひご活用いただければ幸いです。

■特定行為に係る地域標準手順書(大阪府医師会版)

気管カニューレの交換

胃ろうカテーテルまたは胃ろうボタンの交換

膀胱ろうカテーテルの交換

褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去

持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整

脱水症状に対する輸液による補正

■特定行為に係る地域標準手順書マニュアル

3.在宅医療に関する研修会のご案内

■小児在宅医療研修会

(1)目的

 本研修会は、“小児の在宅医療にご協力いただける医師が増えること”を目的に、地域で相談させていただける先生方とスムーズに連携が取れるような体制構築を目指しております。

(2)研修会

●令和7年度小児在宅医療研修会(Web受講)
~地域における“医療的ケア児(者)まんなかチーム”の一員になろう!~

▽研修会について
開催要領はこちら
日  時:令和7年12月10日(水)午後2時~3時30分
方  法:オンラインシステムZoomウェビナーを使用
対  象:医師、医療従事者、学校関係者
生涯研修:1.5単位(CC:80)
申し込み:下記URLよりお申し込みください。
     https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_2jJbhMEKSxi7Pjt5AVDZng

▽アーカイブ配信について
<準備中>
掲載期間(予定):令和7年12月12日(金)~令和8年2月26日(木)
申し込み:下記URLよりお申し込みください。
     https://forms.gle/Adh3YMnQV6WFKd8M6
※閲覧にはID・PWが必要です。
※アーカイブ配信の視聴のみでは、生涯研修システムの単位として認められません。

▽アンケートについて
<準備中>

●令和7年度小児在宅医療研修会(実技研修会)
~地域における“医療的ケア児(者)まんなかチーム”の一員になろう!~

▽研修会について
【大阪市内向け】
開催要領はこちら
日  時:令和7年12月14日(日)午後2時~5時
場  所:淀川キリスト教病院(大阪市東淀川区柴島1-7-50)
生涯研修:3単位(CC:10)
申し込み:受講申込書【大阪市内向け】に必要事項をご記入の上、11月30日(日)までに、FAX(06-6765-3737)もしくは、メール(m-takeshima@po.osaka.med.or.jp)にてお申し込みください。

【中河内圏域向け】
開催要領はこちら
日  時:令和8年2月9日(日)午後2時~5時
場  所:市立東大阪医療センター(東大阪市西岩田3-4-5)
生涯研修:3単位(CC:10)
申し込み:受講申込書【中河内圏域向け】に必要事項をご記入の上、1月25日(日)までに、FAX(06-6765-3737)もしくは、メール(m-takeshima@po.osaka.med.or.jp)にてお申し込みください。

(3)「受講証明書」の発行および「意向調査票」の送付(令和7年度)

 相談可能な医師を把握し、連携の取れる体制構築のため、下記①②を満たされた方へ年度末に「受講証明書」を発行いたします。さらに、医師の方には、「意向調査票」の同封を予定しております。ご回答を得られた先生方のリストを作成し、「大阪府内保健所」と「大阪府移行期医療支援センター」へ情報の共有を予定しております。

▽「受講証明書」発行条件について ※下記①②を満たす

①小児在宅医療研修会(Web受講)を受講
 令和7年12月10日(水)午後2時~3時30分
②小児在宅医療研修会(実技研修会)を受講 ※1回以上
 令和7年12月14日(日)午後2時~5時【大阪市内向け】
 令和8年2月8日(日)午後2時~5時【中河内圏域向け】

[イメージ図]

4.小児の在宅生活支援のための医療的ケア・マニュアル(第3版)

平成12年5月に初版、平成19年3月に改訂第2版が発行された「小児の在宅生活支援のための医療的ケア・マニュアル」について、改訂第3版を発行しました。項目ごとにダウンロードが可能となっておりますので、ぜひご活用ください。

■小児の在宅生活支援のための医療的ケア・マニュアル(第3版)

発行に寄せて

小児の在宅医療の現状(総論)

小児の在宅医療と医療的ケア児支援法

医療的ケア児支援センター

学校における医療的ケア

在宅移行支援

移行期医療と成人移行支援

人材育成

診療報酬制度および障害福祉サービス

在宅医療の実際

在宅ケアにおける感染対策・手指衛生・物品消毒

在宅人工呼吸療法

在宅気管切開

在宅酸素療法

在宅経腸栄養法

在宅中心静脈栄養法

在宅自己腹膜透析

在宅自己導尿

在宅悪性腫瘍鎮痛および化学療法

日常的な医療的ケア

「医療的ケア」の本来の意味と現在の制度について

口腔内吸引・鼻腔内吸引

気管内吸引

座薬の使用

薬剤吸入

褥瘡のケア

緊急時の対応

発熱

けいれん

一次救命処置(BLS)

骨折・側弯症

家族への精神的援助

公的補助制度・相談等(在宅関係を中心に)

資料

小児の医療的ケア検討委員会の歩み

学校での医療的ケアに関係した年表

大阪府医師会「小児の医療的ケア検討委員会」