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大阪府医師会について

会長あいさつ

 大阪府医師会の茂松です。

 大阪府では、8月中旬以降に37度を超える日が1週間続くなど、大変な猛暑となっています。残暑も厳しいと予想されますので、熱中症の予防など、引き続き体調管理にご留意くださいますようお願いいたします。

 さて、新型コロナウイルス感染症の流行が長期化しています。大阪府の感染者数は、7月後半から200人前後で推移し、8月後半にはなだらかな減少がみられますが、感染経路不明者の割合が多く、当面この状況は続くのではないかと考えています。我が国の景気は既に2018年の11月以降、後退局面入りしているそうですが、さらに感染拡大の影響で本年4月から6月期のGDPも3四半期連続のマイナス成長となっています。リーマンショック時や東日本大震災時を大きく上回っており、新型コロナの感染が収束しない中、景気の低迷も相当長引くと予想されます。

 第2波とみられる感染拡大もピークを過ぎたとみられますが、特に大阪では重症患者数が増えており懸念材料であります。その原因のひとつに、感染者が若年層中心であったものが、40歳以上の幅広い年齢層に拡大してきていることがあります。高齢になるにつれて重症者が増えますので注意が必要です。また、7月から8月にかけて高齢者施設のクラスターが多く発生していることも起因しています。社会経済活動を維持しながら、感染防止に努めるためにも、検査体制の拡充が不可欠であります。さらに、感染が確認された時点で、既に重症だったという例が多く発生しています。高熱や咳など新型コロナと疑われる症状が出た場合は、躊躇することなく、かかりつけ医に電話で相談するなり、保健所(新型コロナ受診相談センター)にご連絡くださいますようお願いします。一方、新型コロナ以外の疾患などについても、感染を恐れるあまり過度な受診控えが起こっており、患者さんの健康状態の悪化が懸念されます。疾病が重症化しないよう慢性疾患の定期診察はもとより、気がかりな体調変化がある場合、さらには健康診断・がん検診、予防接種などは、いつも通りの受診を心がけてください。

 大阪府医師会では、8月19日に大阪市役所、24日に大阪府庁を訪れ、令和3年度予算編成に対する市長および知事あての要望書をそれぞれ提出いたしました。要望活動は「健康を守る専門団体である医師会」として例年実施しているもので、当日は、保健・医療・福祉施策の更なる充実を強く訴えました。特に、今回は、新型コロナに関連して、「PCR検査の拡充など保健所機能の強化」「新興感染症にも対応できる地域医療計画の整備」などを強く要請しています。

 今後も、国民の命と健康を第一に考え、国民が安心して暮らしていける国民皆保険制度を守るため、真摯に取り組んでまいりますので、医師会活動へのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。