ABOUT US
大阪府医師会について

会長あいさつ

大阪府医師会の茂松です。
 本会では、毎日新聞に協力し、平成19年4月より、毎週火曜日の朝刊(大阪版)に健康コラム「ご近所のお医者さん」を掲載しております。また、同コラムを本ホームページに「健康情報」として掲載しておりますが、この度、500回を迎えることとなりました。インターネットの普及に伴い、医療情報が氾濫し、何が正しい情報なのか、知りたい情報がどこに掲載されているか、極めて分かりにくくなっているとともに、真偽不明の効能・効果を謳った健康食品が出回る現状などを考慮しますと、専門的な見地から、分かりやすい表現で正確な情報を伝える本コラムの意義は大きいと考えております。500回を機に、より一層、内容の充実に努めてまいりますので、是非ともご一読をお願いいたします。

 9月9日は「救急の日」です。近年、地震や台風、豪雨などの自然災害が頻発し、救急・災害医療体制の重要性が増しております。大阪府医師会では、「救急・災害医療部」を設置し、救急医療や災害医療に関する対策の充実・強化に向けた検討を行い、その充実を国や行政に提言するとともに、救急災害医療研修会の開催などにより、体制整備に力を注いでおります。

 政府は来年度予算の概算要求基準を閣議了解しました。社会保障費については、高齢化などに伴う自然増の見込みを5,300億円程度として要求を認めるとしております。財務省と厚生労働省の調整を受け、来年度の予算編成過程でこの数字がどこまで抑制されるか、年末にかけて注視が必要です。

 高齢化によって医療需要は高まり、必然的に医療費も増大しますが、国際的に見て、我が国の医療費の水準は高齢化の進行度合いからすれば相対的に低く、医療への財源投入が過少です。医療費の伸びが低く抑えられたままでは、医療の質への悪影響が懸念されます。

 また、現在、給付の制限・自己負担の増加などにより、国民にばかり負担が強いられておりますが、我が国の患者負担率は、他の主要先進諸国よりも高く、個人や家庭の経済的負担が大きくなっております。国民は窓口負担の他、保険料を支払い、税金を納めておりますが、それに対する十分な還元を受けられているとは思えません。その一方、大企業において過大な内部留保が積み上げられ、従業員の賃金の引き上げに繋がっていない現状は、非常に問題があると考えております。

 大阪府医師会では、8月22日に大阪市役所、28日に大阪府庁を訪れ、令和2年度予算編成に対する市長および知事あての要望書をそれぞれ提出いたしました。要望活動は「健康を守る専門団体である医師会」として例年実施しているもので、当日は、保健・医療・福祉施策の更なる充実を強く訴えました。

 今後も、国民の命と健康を第一に考え、国民が安心して暮らしていける国民皆保険制度を守るため、真摯に取り組んでまいりますので、医師会活動へのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。