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大阪府医師会について

会長あいさつ

大阪府医師会の茂松です。
平成31年の干支は「亥」です。「亥」は、猪や豚の骨格を描いた象形文字が元となっているそうです。猪は多産であり、また、猪肉は万病を予防すると言われることから、猪は「子孫繁栄」や「無病息災」の象徴として知られます。また、「猪突猛進」のとおり、果敢にチャレンジすることや除災の願いも込められています。これにあやかり1年を過ごしていきたいものです。

最近では、「一病息災」という言葉をよく耳にします。持病がひとつある人の方が体を大切にするので、健康な人より長生きするといった意味です。できることなら、病気とは縁がない生活を送りたいものです。しかし、「無病息災」で過ごすことが難しくなることは、中高年以上であれば多くの方が経験されていることでしょう。年齢とともに、健康診断で指摘される事項が出てきたり、体調面で気になる変化が出てきたりします。そして多くの高齢者は、病気と共存しながら、いかに生活の質を保っていくかが、長くなった人生を全うするためにも重要な課題となります。政府は「人生100年時代」を控え、高齢者が幸せに生きるために健康寿命をいかに伸ばしていくかを今後の大きな政策課題としています。疾病の予防・重症化予防、介護予防、運動の習慣化などの取り組みが大切となりますが、普段から病気や健康に気軽に相談でき、いざという時に頼りになる「かかりつけ医」を持つよう心がけてください。

さて、12月8日の参院本会議で、「成育基本法(成育過程にある者およびその保護者ならびに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策の総合的な推進に関する法律)」が全会一致で可決・成立しました。これまで我が国では、妊娠期から子育て期、そして成人期に至るまで健康施策に関する包括的な法律はありませんでした。このため、日本医師会をはじめ、産婦人科や小児科の関係団体も法案成立に向け、長きにわたり取り組んでまいりました。次世代を担う子ども達の健やかな成長は私達の願いでもあり、日本の将来にもかかわる問題です。予防接種の公費負担の拡充や医療費助成の充実など、財源の確保を伴う課題が山積しておりますが、法律の施行を機に、具体的かつ実効性のある施策の実現に向けてご尽力いただきたいと思います。

今後とも、医師会へのご理解・ご協力をお願い申し上げます。