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大阪府医師会について

会長あいさつ

大阪府医師会の茂松です。
日ごとに秋の深まりを感じるようになりました。今年は地震や豪雨、台風などの自然災害や記録的な猛暑といった影響もあり、いつも以上に心身の疲労が蓄積されていることと思います。比較的過ごしやすい時期を迎えましたので、積極的に体を動かし、リフレッシュを図っていただきたいと思います。

このほど、本庶佑・京都大学特別教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。免疫を抑制する働きを持つ分子を発見され、その成果が免疫薬「ニボルマブ」(商品名:オプジーボ)の開発につながったことは、ニュース報道などを通じて広く知られるようになりました。我が国のがん対策に大きな影響を与え、今回のご受賞は、誠に喜ばしく、誇りに思うとともに、目先の利益にとらわれるのではなく、成果が出るかどうか分からないことにも挑戦する姿勢を保ち続けることが、多くの人の命を救う業績に結び付いたものと信じます。自然科学分野でのノーベル賞の日本人受賞者はこれで23人となりましたが、一方で「20年後には受賞者はいなくなるのではないか」といった心配の声も出ています。基礎研究の分野は、なかなか成果や実用化につながらないため、国が研究費の多額の支出に難色を示しているためです。日本の研究開発力が明らかに低下していると指摘される中で、過去の受賞者の方々も、会見で研究環境の厳しさを指摘されておられます。昨今、分野を問わず「短期間で効率的な成果を挙げること」が評価基準となりつつあります。しかし、試行錯誤を繰り返して、ようやく成功に結び付いた事象が、更に新たな技術へと発展することは少なくありません。そうした恩恵にあずかりながら、私達は生活しているとも言えます。次世代を担う若手研究者のためにも、国が長期的な視野に立って学術研究を推進していただきたいと思います。

さて、11月より、大阪府医師会のホームページが新しくなりました。府民の皆様、会員が入手したい情報にアクセスしやすくなるように改編しております。一部作業中の箇所もありますが、順次更新してまいりますので、ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。