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大阪府医師会について

会長あいさつ

 大阪府医師会の茂松です。

 毎日暑い日が続いております。昨年に続き、新型コロナウイルス感染予防に係るマスク着用や換気のため、今年の夏も熱中症には十分気を付けてお過ごしください。

 さて、7月は活発な梅雨前線の影響により全国各地で記録的な大雨が続き、静岡県の熱海市では土石流が発生し、多くの人が巻き込まれるなど大きな被害が出ました。コロナ禍の中で避難生活を強いられる方々にお見舞い申し上げるとともに、災害で亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。

 東京都に緊急事態宣言が出されている中でオリンピックが開幕しました。多くの競技が感染対策のため無観客で行われています。オリンピックの開催や連休・夏休みといった要因も加わり、緊急事態宣言による人流抑制の効果も薄く、東京都を中心に新規感染者数が激増しています。高齢者へのワクチン接種が進んだことから、重症者の割合が比較的低いようですが、このまま感染が拡大すれば、再び医療の逼迫が懸念されます。

 菅首相が、1日100万回の接種を目標として早急に進められていた新型コロナワクチン接種は、ワクチンの供給不足により国から自治体への供給が滞り、接種計画を見直す自治体が相次いでいます。この影響で個別接種を行う医療機関でも、新規予約受付の停止や既予約者へのキャンセル連絡を強いられています。我々医師会・医療機関は感染収束のため、行政から接種協力への要請に積極的に応じてきただけに、その普及が遅れることが残念でなりません。国には一刻も早いワクチン供給の復活に全力を注いでもらいたいです。

 大阪府では、新型コロナ感染の第4波で最大449人の重症者が発生し、中等症病床でも受け入れざるを得ませんでした。しかし、府内のICU病床の大半をコロナ病床に充てることは、通常医療に大きな影響を及ぼします。本会では医療の逼迫を招いた要因などを検証するための「新型コロナウイルス感染症対策検証会議」を7月に開催し、感染の第4波を顧みて今後の再拡大にどう備えるか、協議しました。新たな武器となる新薬も承認されており、軽症の段階であっても早期に入院、治療することで重症化を防止できる可能性があり、こうした薬の適応となる患者の入院体制の確立を含め、必要な提言を取りまとめて大阪府へ提出いたします。

 更に、「感染管理区域で診療に従事する医師・看護師のための研修会」も、9月から開始する予定です。なお、先の国会では、医療法・健康保険法の一部改正がありました。7月からは、それら施行に向けての具体的な審議が開始されています。

 大阪府医師会は、府民の命と健康を第一に考え、行政機関や関連団体と緊密な連携を図り、皆様が住み慣れた地域で安心・安全に暮らせるよう尽力して参ります。今後とも医師会活動へのご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。