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大阪府医師会フォトギャラリー
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大阪府医師会フォトギャラリー
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:①和歌山県東牟婁郡北山村、瀞峡一帯にて、船上より、②③奈良県吉野郡十津川村大字神下405 瀞ホテル付近
撮影日時:①2013年8月4日、②2021年7月22日(盛夏)、③2020年1月19日(厳冬)
和歌山、三重、奈良の3県を流れる熊野川水系北山川上流にある吉野熊野国立公園の一部をなす峡谷で、瀞八丁(②③)はよく知られているが、ほかにも多くの巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な峡谷景観は国の特別名勝に指定されている。
なお、写真①は2011年9月の紀伊半島大水害の2年後のものであるが、水害以降、北山川への土砂の流入量が年々多くなり、浚渫による航路維持が困難になったため、ウォータージェット船は2020年4月以降運航を停止している(本稿執筆、2025年9月、紀伊半島大水害から今日で14年の時点)。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山付近
撮影日時:2015年7月6日
昭和18(1943)年12月28日に始まった有珠地域の群発地震をきっかけに昭和19(1944)年6月23日、地割れとともに一帯の麦畑や松林が隆起し忽然と誕生した溶岩の塊、昭和新山である。戦時中にもかかわらずこの噴火、造山活動はその全期間、壮瞥郵便局長・三松正夫によって詳細な記録が残された。学術的にも貴重な支笏洞爺国立公園、特別天然記念物、標高398m、地表温300度のベロニーテ型活火山である。立ち上がる水蒸気といまだ生物を寄せ付けない灼熱の大地のエネルギーに感嘆する光景である。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1 大阪城にて
撮影日時:2025年7月30日
大阪城の桜門をくぐった桝形(本丸を守るための四角に囲まれた場所)内の正面にひときわ大きな石が見える。大阪城の最大の城石と言われる高さ5.5m、幅11.7m、推定重量130t、表面積59.4㎡(36畳敷)の花崗岩からなる巨石、蛸石である(右端の解説文の看板は私の背丈ほどである)。蛸石とはこの石の左下隅にみえる蛸の頭のような形をした文様から名づけられた。これは風化と雨水の影響で石の表面に付着・浸透した酸化鉄の錆である。また、近づいて見ると随所に凹凸や剥離、ヒビが観察され、築城400余年の歴史が偲ばれる。