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大阪府医師会フォトギャラリー
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大阪府医師会フォトギャラリー
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1 大阪城にて
撮影日時:2025年7月30日
大阪城の桜門をくぐった桝形(本丸を守るための四角に囲まれた場所)内の正面にひときわ大きな石が見える。大阪城の最大の城石と言われる高さ5.5m、幅11.7m、推定重量130t、表面積59.4㎡(36畳敷)の花崗岩からなる巨石、蛸石である(右端の解説文の看板は私の背丈ほどである)。蛸石とはこの石の左下隅にみえる蛸の頭のような形をした文様から名づけられた。これは風化と雨水の影響で石の表面に付着・浸透した酸化鉄の錆である。また、近づいて見ると随所に凹凸や剥離、ヒビが観察され、築城400余年の歴史が偲ばれる。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:奈良県桜井市三輪 大神(おおみわ)神社内 祓戸(はらへど)神社付近
撮影日時:2025年5月21日
大和の国の一の宮、日本最古の神社と言われる大神神社の御神体は背後の三輪山そのものであり、古来より続く「山を拝む信仰」が今も息づく聖地である。三輪山は国を開いた大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が御霊を留めた霊山である。参道の左手、祓戸神社の隣にあるこの「夫婦岩」はふたつの岩が仲良く寄り添っている姿から良縁や夫婦和合の御利益があると言われている。大物主大神と活玉依姫(いくたまよりひめ)の恋物語、赤い糸をたどるとここ三輪の社に続くという伝説がある。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:新潟県糸魚川市市振付近
撮影日時:2025年5月5日
いにしえより天下の険と呼ばれた北アルプス北端が日本海に落ち込む断崖絶壁であり、糸魚川市市振と青海間の約15kmの海岸線の総称である。現在は国道8号線と北陸自動車道が通っているがわずかな波打ち際(②)をつたい歩くような明治初期までは「親不知 子にはこの浦の波まくら 越後の磯の あわと消えゆく」と詠まれたまさに命がけの難所であった。明治16(1883)年、断崖絶壁を切り開き、通した道の岩壁の上方にこの難工事に貢献した富岳磯平は「天下之嶮」(左)、「感激す 足下千丈 親不知」(右)と刻み(①)その偉業と感激を後世に伝えている。