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大阪府医師会フォトギャラリー
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フォトギャラリーでは、会員のみなさまの作品を紹介しています。
スマートフォンで撮影されたお写真でも結構です。
四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:伊藤一男(阿倍野区医師会)
撮影機材:ニコンD100
撮影場所:大阪市中央区・大阪城公園桃園
モモの花は明るく、春早くに咲き、陰気な冬を終わらす陽の花とみられました。
陰と陽の対立する陰陽の世界は、中国の古代から続く重要な概念であり、陽のパワーが重視されました。
そして女の子の健やかな成長を願い、邪を退けるには、中国の古代の思いが底流しているとはいえ、モモの花は華やかで、ふさわしいのであるように思われています。また、成長の旺盛な枝には若葉が出ており、自由に伸び伸びした枝ぶりこそ、本来のモモの姿。古い絵画には必ず萌芽が描かれているものであり、曲がった枝先に独特の艶やかな雰囲気があり、間遠に花がつく枝ぶりは、優美な大人っぽさがあると思われます。
花桃の蘂もあらはに真昼時 飯田蛇笏
撮影者:伊藤一男(阿倍野区医師会)
撮影機材:ペンタックスiSTD
撮影場所:大阪市鶴見区鶴見緑地公園
原木は1950年代に民家の庭に移植された若木が育ったものである。そして66年に初めて開花したが、開花時期が1月下旬ときわめて早く、その後1カ月間も咲き続けた。花色は、ソメイヨシノよりも濃い淡紅色で、花径も4-5センチと大きい。これらのことから近所で評判となり、接木などで増殖された苗木が河津町内に数多く植栽され、現在に至っている。その形態から、カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種と考えられている。いずれにしても、カンヒザクラの血が入っていることが、早咲きには重要であるようである。
撮影者:伊藤一男(阿倍野区医師会)
撮影機材:ニコンD100
撮影場所:鳥取県日野郡日野町根雨
日本の芸術性知性は、あらゆる時代、あらゆる流派において、写実から装飾へという宿命の道を歩むようである。日本の芸術が、文学を含めて、写実から装飾へという、完成への道を歩む宿命にあるらしいことは、例えば谷崎潤一郎や川端康成と、堀辰雄とかのような小説家の例をみても分かることであろう。「日本の写実主義と装飾主義とは楯の両面だ」という名言を吐いたのは、三島由紀夫だった。マニエリスム的装飾主義者のなかで、最も気違いじみているのが江戸中期の伊藤若冲であろうと思われる。
その彼の「群鶏図」をヒントに写真に置き換えを狙ってみました。