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大阪府医師会フォトギャラリー
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フォトギャラリーでは、会員のみなさまの作品を紹介しています。
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:福井県小浜市中井付近
撮影日時:2012年4月15日
若狭・小浜の南川沿いの谷奥の小さな寺の境内のうっそうと茂る竹藪の中に毎年桜の花が咲くことは地元の人には知られていた。平成4年、無縁仏の移転、境内の改修の折、すべて伐採し切り開いた竹藪から見事な桜の巨木が姿を現した。檀家の一人がこの約140年前の江戸時代末期に山梨県身延の久遠寺を参詣し身延桜の苗木を譲り受け、この地に植えたとする古文書が残っている。
雪深い若狭の山間の厳しい冬に耐え、春の訪れをあたかも百数十年の眠りから覚めたように春らんまんの花を今年も咲かせているだろう。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:岐阜県本巣市根尾板所字上段付近
撮影日時:2015年4月12日
継体天皇お手植えの桜と伝承されるこの古木は樹齢1500年を誇る、まさに孤高の桜である。その幹回りは9.9m、樹高16.3m、枝幅は東西27m、南北20mに及び、国の天然記念物に指定されている(大正11年10月12日)。終戦直後、古木の枯死が危惧されたが山桜の根の接ぎ木により再生、昭和25年に再び花を咲かせた。さらに昭和34年の伊勢湾台風の被害からも再生を果たし、いにしえの物語を今日までつないできた。
なお、彼の地は明治24(1891)年、マグニチュード8.0の巨大地震、濃尾地震の震源であり、この際にできた6mに及ぶ根尾谷断層で日本地質学上に特記される地でもある。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:島根県松江市殿町付近
撮影日時:2009年2月8日
山陰の名城、国宝、松江城である。松江開府の祖・堀尾吉春によって慶長12(1607)年、太田川畔の標高29mの亀田山に築城を開始、同16(1611)年、落成した5層6階の天守閣と石垣は安土桃山時代の城郭様式を今日まで残している。城が戦略拠点であった戦国時代における天守閣最上部に物見台としての機能の櫓を乗せた形式(望楼型)から現存する唯一の正統天守であるとされている。また、天守下層の入母屋破風(いりもやはふ)の二重の大屋根の形は千鳥が羽を広げたように見えることから千鳥城とも呼ばれている。