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大阪府医師会フォトギャラリー
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大阪府医師会フォトギャラリー
フォトギャラリーでは、会員のみなさまの作品を紹介しています。
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県豊岡市赤石1347 玄武洞公園
撮影日時:2025年9月20日
山陰屈指の奇勝、約160万年前の火山活動で噴出した溶岩が冷却されてできた六角形の柱状節理の大岩壁、玄武洞である。迫りくる石柱が作り出す圧巻の景観と人の作為が決して届くことがないという儚さとそれゆえの美しさにしばし嘆息するのである。また、地球磁場の逆転が発見(京都大学、松山基範博士)された場所として世界的に有名なこの地の「玄武岩」は悠久の大地の歴史に思いを馳せるだけでなく、人の存在のはかなさと人の持つ時間の短さを教えてくれている(山陰海岸国立公園、国指定天然記念物)。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県たつの市揖保川町神戸北山222 神戸神社境内
撮影日時:2025年9月13日
日ノ本の国を開いた大神である大己貴命(おおなむちのみこと/別名:大国主命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が御祭神として鎮座するこの地は播磨風土記(715年ごろ編纂、現存)に「此ノ山ニ岩神在リ故神山ト號(なづ)ク」と記され、つまり、山頂に巨岩があって神の宿る霊地として往古より畏敬されてきた。1,200余年の時をくだって昭和52年、本殿を新造営するにあたり山上部を整地造営したところ、巨岩が出現し爾来、石神さまとしてお祀りしている。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:大阪府大阪市中央区 大阪城公園内 桜門
撮影日時:2025年9月17日
大阪城本丸(天守閣)の入り口、桜門(重要文化財)の石垣は備前二代藩主、池田忠雄により寛永元(1624)年に築かれた。これらの石は瀬戸内海の犬島産の花崗岩(犬島みかげ)で、石垣の石としては異例の大きさである。向かって左は虎石(高さ3.4m、幅6.9m、推定約52t)、右は竜石(高さ2.7m、幅6.9m、推定約40t)と呼ばれている。名の由来は江戸時代に書かれた「金城見聞録」の中、「桜門桝形図」に描かれた「雨の日には竜虎が顕れる」という伝説により名づけられたといわれている。桜門をくぐるとそこはまさに桝形(敵の侵入時の防衛のため石垣で四角に囲まれた場所)にあたる。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:①和歌山県東牟婁郡北山村、瀞峡一帯にて、船上より、②③奈良県吉野郡十津川村大字神下405 瀞ホテル付近
撮影日時:①2013年8月4日、②2021年7月22日(盛夏)、③2020年1月19日(厳冬)
和歌山、三重、奈良の3県を流れる熊野川水系北山川上流にある吉野熊野国立公園の一部をなす峡谷で、瀞八丁(②③)はよく知られているが、ほかにも多くの巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な峡谷景観は国の特別名勝に指定されている。
なお、写真①は2011年9月の紀伊半島大水害の2年後のものであるが、水害以降、北山川への土砂の流入量が年々多くなり、浚渫による航路維持が困難になったため、ウォータージェット船は2020年4月以降運航を停止している(本稿執筆、2025年9月、紀伊半島大水害から今日で14年の時点)。