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大阪府医師会フォトギャラリー

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大阪府医師会フォトギャラリー
フォトギャラリーでは、会員のみなさまの作品を紹介しています。
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:滋賀県大津市石山寺1-1-1 石山寺境内
撮影日時:2025年11月5日
古来より奇岩・怪石の露出する岩山(現、伽藍山)であったことから名づけられた地名である石山、この地に天平19(747)年、聖武天皇の勅願により一寺が建立され、石山寺と名付けられた。山全体を覆う珪灰石は石灰岩やチャートの層に花崗岩などの火成岩が入り込んだ熱変性の影響(接触変成作用)でできたケイ酸カルシウムを主成分とする岩石で世界的にも珍しい。多宝塔をのぞむこの巨大な珪灰石の岩塊は大正11(1922)年3月8日に国の天然記念物に指定されている。またここ石山寺は紫式部が源氏物語を執筆したところで文学の寺としても名高い。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県淡路市多賀740 伊弉諾(いざなぎ)神宮参道
撮影日時:2025年9月22日
伊弉諾神宮の表参道から鳥居を入ったすぐ右に淡路島産と熊本県鹿本郡産のさざれ石が並んでいる。熊本県に鹿本郡(現在の熊本市北区植木町<田原坂の戦いの場所>と山鹿市)が存在したのは1896(明治29)年4月1日から1923(大正12)年3月31日であり、よって100年あまり前に掘り出されたものと思われる。さざれ石とは悠久の年月をかけて小さな石が寄り固まってできた科学的には石灰質角礫岩の大きな岩になることを言う。
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわお(巌)となりて こけのむすまで」
1999(平成11)年、国歌制定、古今和歌集(詠み人知らず)由来と言われている。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県豊岡市赤石1347 玄武洞公園
撮影日時:2025年9月20日
山陰屈指の奇勝、約160万年前の火山活動で噴出した溶岩が冷却されてできた六角形の柱状節理の大岩壁、玄武洞である。迫りくる石柱が作り出す圧巻の景観と人の作為が決して届くことがないという儚さとそれゆえの美しさにしばし嘆息するのである。また、地球磁場の逆転が発見(京都大学、松山基範博士)された場所として世界的に有名なこの地の「玄武岩」は悠久の大地の歴史に思いを馳せるだけでなく、人の存在のはかなさと人の持つ時間の短さを教えてくれている(山陰海岸国立公園、国指定天然記念物)。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県たつの市揖保川町神戸北山222 神戸神社境内
撮影日時:2025年9月13日
日ノ本の国を開いた大神である大己貴命(おおなむちのみこと/別名:大国主命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が御祭神として鎮座するこの地は播磨風土記(715年ごろ編纂、現存)に「此ノ山ニ岩神在リ故神山ト號(なづ)ク」と記され、つまり、山頂に巨岩があって神の宿る霊地として往古より畏敬されてきた。1,200余年の時をくだって昭和52年、本殿を新造営するにあたり山上部を整地造営したところ、巨岩が出現し爾来、石神さまとしてお祀りしている。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:大阪府大阪市中央区 大阪城公園内 桜門
撮影日時:2025年9月17日
大阪城本丸(天守閣)の入り口、桜門(重要文化財)の石垣は備前二代藩主、池田忠雄により寛永元(1624)年に築かれた。これらの石は瀬戸内海の犬島産の花崗岩(犬島みかげ)で、石垣の石としては異例の大きさである。向かって左は虎石(高さ3.4m、幅6.9m、推定約52t)、右は竜石(高さ2.7m、幅6.9m、推定約40t)と呼ばれている。名の由来は江戸時代に書かれた「金城見聞録」の中、「桜門桝形図」に描かれた「雨の日には竜虎が顕れる」という伝説により名づけられたといわれている。桜門をくぐるとそこはまさに桝形(敵の侵入時の防衛のため石垣で四角に囲まれた場所)にあたる。