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浪速区医師会創立70周年記念式典

府医ニュース

2024年4月3日 第3068号

高井府医会長、松本日医会長らが祝辞

 浪速区医師会(有田繁広会長)は1月20日夕刻、大阪市内のホテルで創立70周年記念式典・祝賀会を挙行した。当日は同医師会役員や会員をはじめ、来賓として高井康之・大阪府医師会長のほか、日本医師会から松本吉郎会長と茂松茂人副会長が参席した。
 冒頭、有田・浪速区医師会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症パンデミックでは、ワクチン接種や発熱外来など多くの会員の協力によって区民の命と健康を守ることができたと謝意を表した。また、同医師会の事業としては、Aケアカードを挙げ、地域包括ケアシステムに則ったICTツールを開発したと報告。円滑な多職種連携のため常に進化させていきたいと述べた。その上で、今後も地域に根差した地域住民のための医師会でありたいと語り、引き続き協力を求めた。
 来賓祝辞では、まず松本・日医会長が登壇。診療報酬改定はプラス0.88%に決定したと報告し、満足する結果ではないが、全国の会員の尽力によるものとして謝辞を述べた。また、1月1日に発生した能登半島地震やいまだ終息に至っていない新型コロナへの対応など、郡市区医師会の活躍に感謝していると力を込め、一層の協力を要請した。
 続いて、高井・府医会長が祝辞を披露。同医師会の患者情報共有システムであるブルーカードやAケアカードなどの先駆的な取り組みに敬意を表した。その上で、高齢化が進展する中、このような取り組みは重要になると見通し、今後も医療の充実に注力してほしいと語った。
 最後に、これまでの功績を称え、特別功労会員(歴代会長)2人および、長年にわたり地域に貢献した会員13人に感謝状が贈呈された。
 記念式典に引き続き同会場で祝賀会が行われ、茂松・日医副会長や幡多伸子・同区長らが祝辞を述べた。その後、新開明・同区歯科医師会長による乾杯の発声で歓談に移り、参加者は同医師会の創立70年をともに祝った。