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医師・医療関係者のみなさまへ

拡大鏡

府医ニュース

2024年4月3日 第3068号

 ◆韓国の医療現場が大混乱を招いている。韓国政府が医師不足対策として、大学医学部の定員を大幅増員する方針を打ち出した。これに対して多くの専攻医が反発しストライキ、集団辞職が拡大、救急医療や手術などに深刻な影響が出ている。
 ◆日本では想像し難い騒動ではあるが、その背景にある医療事情は両国に類似する。韓国の医師数は経済協力開発機構加盟国の中では日本同様、最も少ない国の一つで、地域偏在、診療科偏在といった課題も抱えている。
 ◆日本でもしばしば医師数増加が叫ばれるが、一方で医師確保計画や専攻医のシーリングなどの対策が講じられている。韓国の場合、医師不足に関わるすべての案件を単に医師絶対数の大幅増員に早計な解決を求めたことに問題がありそうだ。逆に人気診療科と首都圏への偏在が進み、医師過剰も懸念される。
 ◆日本の対策でさえ、今のところその進捗や効果は殆ど見えていない。働き方改革が加われば、益々医師不足調整は困難を極める。果たして将来を見据えての妙案はないものだろうか。(誠)