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医師・医療関係者のみなさまへ

八尾市健康・医療・福祉展

府医ニュース

2024年2月21日 第3063号

心肺蘇生の実技など実施

 八尾市医師会(貴島秀樹会長)・同市歯科医師会・同市薬剤師会の主催による第31回「健康・医療・福祉展」が令和5年11月19日、同市生涯学習センターで開催された。「あなたの笑顔いつも見たいから」をテーマに行われ、市民ら約690人が参加した。
 会場では、歯科健診やお薬相談のほか、血管年齢・肥満度チェックなどが実施された。医師会はAED・心肺蘇生コーナーを設置。人形を用いてAEDの使用方法や胸骨圧迫など心肺蘇生法の実技を行い、多くの市民が熱心に取り組んだ。
 午後からは山内利香氏(管理栄養士)が「若々しい年齢の重ね方――体と口腔フレイルのお話」と題して特別講演。フレイルは健康な状態と要介護状態の中間の段階を意味し、適切なケアを行うことで健康な状態に戻れると前置き。フレイルには、①身体的②精神的③社会的――の種類があり、バランスよく対策を行うことが大切と説明した。身体的フレイルの予防にはタンパク質を摂取し、筋肉量の減少を防ぐことが重要と指摘。そのほか、口腔フレイル対策として「口の筋トレ」を挙げ、パタカラ体操を紹介した。最後に、筋肉を衰えさせないことが若々しくいられる秘訣だと語った。