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医師・医療関係者のみなさまへ

令和5年度現地セミナー

府医ニュース

2024年2月7日 第3062号

大阪労災病院を見学

 大阪府医師会は12月6日午後、令和5年度現地セミナーを大阪労災病院(樂木宏実院長)で開催した。同病院は昭和37年に開設し、地域の中核病院として急性期医療や高度専門医療を担っている。令和4年には敷地内に建設した新病棟が完成。現在、旧病院の解体工事および駐車場整備が進み、6年12月にグランドオープンを予定している。
 はじめに杉本圭相理事より開会あいさつ。本セミナーは昭和51年度から生涯研修の一環として開始し、地域医療連携に資することを目的に実施していると語った。
 続いて、樂木院長が病院の概要を説明。新病院の診療体制として、「高度急性期を担うHigh Volume Center」をコンセプトに掲げ、手術室やICU、CCUを増やし、HCUを新設したと紹介した。断らない救急体制を目指し、最低でも救急応需率80%以上を目標に掲げているほか、勤労者医療推進として、産業医活動や治療と仕事の両立支援を行っていると述べた。
 その後、2グループに分かれて施設内を見学。新しい施設の特徴や工夫が紹介された。施設見学終了後には懇談・意見交換が行われ、参加者からの質問に丁寧に応じた。