TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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本日休診
府医ニュース
2024年2月7日 第3062号
昨年12月27日の府医ニュース第3058号で私が書いた本日休診「耐用年数」の続報です。
当院のX線撮影装置が、昨年11月中頃から不調になり、電源を入れてもすぐには動かず、5分ぐらい経ってからカタカタという音が鳴り、その音が止まると動き出すようになりました。いったん動き出せば問題なく撮影できます。修理を呼んだところ、「寒くなったので機器が温まるまで動かないようになった」とのこと。要するに装置が高齢になったということです。
早目に電源を入れておけば撮影できることや、誰にも分からない院長自身の耐用年数なども考えて、即買い替えるべきか迷っていたところ、電源を入れてから動き出すまでの時間は、15分、30分と次第に長くなっていきました。気温の低下に反比例しているかのようです。ウォーミングアップのようなカタカタという音が鳴り出すと、今日も動いてくれるのだとほっとしました。
ある高齢の患者さんに動き出すまで待ってもらうことになった時、「寒くなってきたので、動き出すまで時間がかかるのです」と説明したら、「人間と一緒やな」と言っていました。思うことは同じです。
結論が出せないまま年末年始の休みになり、年が明けてからは、ついに動き出すまで1時間超になりました。それを見越して早く電源を入れています。さすがにもう買い替えるべきと思いますが、ひょっとして気温が上がってくればまた動き出すまでの時間が短くなるのかと春を待つ気持ちになったりします。
(瞳)