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医師・医療関係者のみなさまへ

第5回「府医ニュースCGデザインコンテスト」表彰式

府医ニュース

2024年1月17日 第3060号

受賞者を称え、さらなる飛躍に期待

 大阪府医師会は、本紙新年号の裏表紙に掲載するCGデザインを公募により決定する「大阪府医ニュースCGデザインコンテスト」を令和元年度より実施している。第5回となる今年度の最優秀賞(府医会長賞)を第3059号(1月3日付)に掲載したが、掲載に先立ち、優秀賞(副会長賞)を含めた受賞者3人の表彰式を5年12月9日午後、府医会館で挙行した。

 当日は、大平真司理事が司会を務め、まず、高井康之会長があいさつ。「医師会は府民の健康を守るために様々な事業を展開している」とし、本コンテストをきっかけに医師会活動が広く、そして正しく理解されることを期待していると述べた。また阪本栄副会長は、医療と異なる若い世代への支援を行うことも目的の一つであると言及。今回の受賞を自信につなげてほしいとエールを送った。
 益田元子・本紙編集委員会委員長は、受賞作品の選考には(株)ヒロココシノ・アート事業部統括の海野厚敬氏を特別審査員に招き、精度の高い審査に努めていると強調。応募数の多さもあり審査は難渋したが、納得を得られる結果になったのではと胸を張った。その上で、受賞作品の講評を行った。会長賞を受賞した岡本芽依さん(HAL大阪)の作品は、干支の「辰」を表現する際に多くの作品で「力強い顔」や「空を飛ぶ姿」が描かれていたが、この作品は辰の一部だけを切り取り表現しており、その手法が際立っていたと説述。また、辰が診察を受けている様子やキャッチコピーも医師会に相応しい表現であり、会長賞の受賞に至ったと評価した。さらに、副会長賞を受賞した岩本一万里さん(大阪アミューズメントメディア専門学校)、上家佳恋さん(同)の作品についても、審査の上で評価されたポイントを伝えた。講評を聞いた各校の教員からは、「審査の精度が肝要と考えており、今回の選考は納得できる」「来年度は応募作品1000点を超えるよう協力したい」との声が聞かれた。
 最後に、中林仁美・同委員があいさつ。審査する立場としても、医療と異なる世界に触れることは良い刺激になると語り、受賞者のさらなる活躍に期待を寄せた。表彰式後には記念撮影を行うとともに、受賞者と医師会役員、本紙編集委員らが雑談を交わしつつ懇親を深めた。

○大阪府医師会長賞

岡本さん受賞コメント:受賞できると思っておらず、大変嬉しく思っている。医療的な要素を入れて制作した点が評価されたと聞き、作品の意図が伝わってよかった。

○大阪府医師会副会長賞

岩本さん受賞コメント:多くの人に「可愛い」と思ってもらえる作品を目指した。家族も受賞を喜んでおり、努力が報われた。
上家さん受賞コメント:シンプルかつ洗練されたデザインを目指して制作した。作品が評価されたことを素直に喜びたい。