TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

本日休診

府医フィルハーモニー演奏会

府医ニュース

2022年7月27日 第3007号

 ずっと気になっていた大阪府医師会フィルハーモニーの演奏会に友人を誘って初めて行ってきました。
 7月3日、ザ・シンフォニーホールでの第51回定期演奏会。まず、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲。軽快な曲に今日のコンサートへの期待が高まりました。指揮者の髙谷光信氏は、ウクライナの国立音楽院を卒業され、ウクライナの交響楽団の常任指揮者をされているとのことでした。
 2曲目は、フィンランドの作曲家シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」ニ短調。澄んだヴァイオリンの音色とオーケストラの協奏に北欧の風景が目に浮かぶように思えました。曲の最後に鳴ったソロヴァイオリンの音が印象的でしたが、最後までソロヴァイオリンの演奏がある協奏曲は珍しいのだそうです。
 ソリストの小林香音さんは、今春に慶應義塾大学医学部を卒業された研修医で、内外のコンクールでの入賞歴もあるとのこと。おそらく多忙な生活の中で大変努力して練習されたのであろうと思います。今後のご活躍も期待したいです。
 最後の曲は、ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)の組曲「展覧会の絵」・管楽器が活躍する曲です。私にとっては珍しい様々な管楽器の形と音色を楽しみました。多種の管楽器をそれぞれ演奏できるメンバーを集めておられることに感心しました。
 この組曲の終曲は「キエフ(キーウ)の大門」。壮大な曲です。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、平和への祈りを力強く歌い上げているように思えました。
 多忙な仕事とコロナ禍の中、演奏会を成功に導かれた府医フィルの皆様に拍手を送ります。
(瞳)