大阪府医師国保　臨時組合会

次期就任役員が決定

　大阪府医師国民健康保険組合（理事長＝茂松茂人・大阪府医師会長）は６月16日午後、府医会館で次期就任役員選挙のための臨時組合会を開催した。

　開会にあたり、茂松理事長は、医師国保が置かれている現状に言及。いわゆる「春の建議」で定率国庫補助金の廃止に関する話題があがったと述べ、対応を検討していかなければならないと強調した。また、高額薬剤や高額レセプトによる医療費の高騰や、後期高齢者支援金をはじめとする拠出金の負担増を指摘。医師国保の財政基盤はかなり厳しい状態とし、「組合員が一丸となって取り組んでいきたい」と協力を求めた。
　議事では恒例に従い、谷本吉造氏が仮議長を務めた。まず、推挙により砂川満氏が議長に選ばれ、以後は同氏が進行。副議長には武田温裕氏が選出された。続いて、医師国保規約の一部改正に関する理事専決処分の報告および議決を求める件が行われた。次期就任役員選挙では、理事、監事ともに定数どおりの立候補であり、各氏がそれぞれ就任。なお、理事長は同組合の選挙規程で「府医会長の職にある者に委嘱する」とされており、第３２１回府医臨時代議員会（５月26日開催）で４期目の就任が決まった茂松・府医会長が引き続き職務を果たす。
　組合会終了後には臨時理事会が開かれ、互選により副理事長に豊田紘生氏と山田晃久氏が選ばれた。

新役員の顔ぶれ

理事長
　茂松　茂人（再・茨木市）

副理事長
　山田　晃久（再・松原市）
　豊田　紘生（再・淀川区）

理　事
　廣瀬　一史（再・高石市）
　御前　　治（新・吹田市）
　寺川　文彦（再・東住吉区）
　長　　　等（再・堺市）
　海野　勝利（再・平野区）
　中　　　透（再・泉大津市）
　西部　俊三（再・茨木市）
　大久保芳明（再・枚岡）

監　事
　堀古　民生（再・和泉市）
　杉本　睦子（再・阿倍野区）
　久禮三子雄（新・岸和田市）　【"禮" は "ﾈ" （しめすへん）に豊】

※氏名は届出順、敬称略。任期は令和４年６月24日～２年後の府医決算に関する代議員会終結時まで