第71回日本医学検査学会

学会式典で茂松会長が祝辞

　日本臨床衛生検査技師会（宮島喜文・代表理事会長）主催による第71回日本医学検査学会（学会長＝髙田厚照・関西医科大学くずは病院検査部）が５月21・22日に「躍動！　次代へ繋ぐ臨床検査――challenge for the future」をメインテーマに大阪市内で開催され、全国から多くの臨床検査技師らが参加した。21日夕刻には学会式典・表彰式が執り行われた。冒頭に宮島代表理事会長、髙田学会長があいさつ。続いて、茂松茂人・大阪府医師会長が祝辞を述べた。茂松会長は、長年にわたる臨床検査精度向上への取り組みと良質な医療の提供に感謝の意を表明。府医においても昭和48年度より府内の医療機関や検査施設を対象に「臨床検査精度管理調査」を毎年実施しており、今後も検査レベルの向上に寄与していきたいとした。その上で、「我々医療者の努力により培われた安全かつ良質な医療が全国民に等しく提供できるよう国民皆保険制度を堅持していく」と語り、協力を呼びかけた。
　引き続き、ジャン・インホ・大韓臨床病理士協会長、蔡徳龍・中華民国医事検験師公会全国連合会長のビデオメッセージが紹介された。表彰式では、学術奨励賞および結核研究奨励賞受賞者に表彰状が贈呈された。