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医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース

2020年6月24日 第2932号

 ◆早朝玄関に届いた分厚い朝刊を取りに行くのが小筆に課せられた業務。金曜から日曜は、ことさら分厚い束に閉口している。その束が先日来薄くなった。
 ◆コロナ禍で、紙面広告や折り込みが激減しているようだ。片付けの手間が少なくなって、業務負担が軽減された。加えて、紙・印刷材料の消費、輸送を含めてのエネルギーロスなどの環境負担も大きく軽減されているだろう。広告の氾濫がない生活もまずまずだ。
 ◆紙製造・印刷・輸送に関連の人々は、お困りであろう。だからといって、すべてを元に戻すのが良いのだろうか。深夜営業など、コロナ禍で過剰であったと気付けたことを、スリム化しての新しい常態を考える時期ではないだろうか。医療提供体制の検証にも、コロナ禍を活かしたい。
 ◆9・11テロに、米国内で好戦的な雰囲気が高まる中、NYTに匿名でたった1行の全面広告。「Imagine all the people living life in peace」。オノ・ヨーコ氏が心に響く広告の主。どんなに氾濫しても歓迎できる嬉しい広告がある。(翔)