TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

プライマリ・ケアを語ろう おおさか勉強会 開催報告

府医ニュース

2020年2月5日 第2918号

医師の働き方改革について課題を分析

 日本プライマリ・ケア連合学会の大阪地区勉強会である「プライマリ・ケアを語ろう・おおさか」第35回の会合が、令和元年9月29日、大阪市内で開催された(代表世話人は梶山泰男氏/中央区東)。同会は会費のみで運営され、自由度の高い会である。
 今回は、働き方改革法元年でもあり、その立役者である自見はなこ・参議院議員に講演をお願いしていたが、突然のご事情ができ、残念ながらビデオメッセージをいただく次第となった。代わりに、同立案者の一人である厚生労働省政策医療推進官の天辰優太氏に、医療現場における働き方改革の講演を託される形で開催された。全職種の中で医師が最も長時間労働となっており、その分析をした上で、課題が今後に託されているということが印象的であった。
 また、一般労働者での働き方改革には、大阪働き方改革推進支援・賃金相談センター登録専門家で、特定社会保険労務士、大阪大学大学院医学系研究科特任研究員の林利恵氏にご講演を賜った。産業医の権限が強化されて職場の対応も変化すべきだが、未だに企業に認識されていない現状がよくわかった。そして、質問時間は相当に長く続き、続編の企画の必要性を感じられるほどであった。
 恒例の健康ランチはカロリーの低いカレーをテーマにし、日本式のルーを止めてアジア風のスープカレーとしてスパイシーで美味なものになった。
 問い合わせは事務局(ミック大阪内、電話06―6946―0405)まで。
報告
仁科昌久(豊中市)