TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

APPワールドツアー大阪大会SUPオープン

府医ニュース

2019年10月30日 第2908号

水都「おおさか」の魅力を発信

 幅広い層が気軽に参加できる競技として、国内でも次第に認知され、人気が出つつあるスタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)、その頭文字を取ったSUP(サップ)のAPP(Association of Paddlesurf Professionals)ワールドツアー大阪大会が、9月21・22日の2日間、中之島公園で開催された。平成30年には、ロンドンやパリでも開催されており、大阪も水の都として最適の開催場所と評価され、この度開催されることになった。
 競技は、短い折り返しコースで競うスプリントから、中之島を1周以上する10㌔のマラソンコースで、国内外のプロ選手からアマチュア選手が、日頃の練習の成果を競い合った。2日間での集客数は約8千人となり、選手と関係者に加えて多くの市民が観戦し、熱い声援を送っていた。
 一方、万一の事故に備えるため、救護所が設けられ、大阪市立総合医療センターの救急から、髙島章伍医師・近藤友香里看護師、大森浩一郎医師・脇坂いほな看護師に出務いただいた。2日間を通じた救護件数は5件であったが、出務医師・看護師などの対応により、大会は無事に終了した。
 会場では、各レースのほか、市民向けの簡易プールを公園内に設置し、SUPヨガのほか、小さな子どもなどを対象に指導者の下でSUP体験会が開催され、子ども達の歓声にあわせて見守っている母親がカメラのシャッターを切っていた。
 また、会場内のステージではハワイから来日したシンガーソングライターの熱唱やフラダンスの実演もあり、スポーツの秋を満喫する大会となった。