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医師・医療関係者のみなさまへ

将棋部だより

歯科医師会との対抗戦 新しい時代に向けての戦い

府医ニュース

2019年3月6日 第2885号

 2月10日に大阪府社会福祉会館で、大阪府歯科医師会との対抗戦を行った。とても寒かったが、木々の枝には蕾が見えた。
 この対抗戦は、昭和56年より年に2回開催され、途中で年1回になったが、毎年行われてきた。今回で69回目になる。歯科医には、学生の頃から将棋道場に通ってきた人がいる。38年間も戦い続けて通算成績では勝ち越せているが、実力は互角であろう。
 「春ごとに花のさかりはありなめど あひ見むことはいのちなりけり」という作者不詳の歌が古今和歌集にある。人であれ将棋であれ、出会いは大切なものである。1局の将棋は2度と繰り返されない。我々は目の前の局面を、懸命に見つめて考えた。
 府医チームには、手島七段(和泉市)、松村六段(池田病院/東大阪市)、伊藤五段(野崎徳洲会病院/大東市)、準会員五段、準会員二段の5人が参加した。歯科医チームは4人だったので、4回戦まで行うにあたり、府医チームから毎回1人抜けるという、変則的な対戦になった。
 ほとんどの対局は、終盤までもつれ、きわどい勝負になった。府医チーム全員よく健闘し、2―2、2―2、3―1、2―2の1勝3分で勝利した。通算成績は34勝24敗11分となった。
 安室奈美恵さんは、16年ぶりに小室哲哉氏に依頼し、新曲を作ってもらった。それを歌い、最後のコンサートを締めくくった。辞めることが新たな旅立ちである、と言いたかったのであろう。我々は平成の終わりに際しても、今まで通りに将棋を指す。そして1局ごとに新しい自分になるのである。
 入部をお望みの方は、いずみがおかメンタルクリニックの手島(電話0725―56―2727)までご連絡ください。
報告
 手島愛雄(和泉市)