TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

みやっこみんなで健康づくりのつどい

府医ニュース

2018年11月28日 第2875号

健康で住みやすい都島区に

 都島区三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)などが主催する「みやっこみんなで健康づくりのつどい」が10月28日午後、同区民センターで開かれ、約200人が参加した。主催者らは工夫を凝らした様々なブースを設置し、区民に健康の大切さを呼びかけた。
 冒頭、主催者を代表して遠山祐司・同区医師会長があいさつ。長寿社会では、健康寿命を延伸させることが肝要とし、本催しがその一助になればと期待を寄せた。続いて、林田潔・同区長が登壇。関係者らに謝意を述べるとともに、100歳になっても安心して生活できる都島区にしたいと語った。その後、『都島区健康づくり推進宣言』を採択。いきいきと健康で活力ある街づくりに取り組むと気勢を上げた。
 医師会は、健康に関する個別相談および2題のミニ講演会を実施。講演の最初は同区医師会副会長の柏井卓氏が、「甲状腺の病気」として、甲状腺機能亢進症・低下症および甲状腺腫瘍を解説。頸の腫れや検査で異常が指摘された際には、専門の医療機関で精査するよう促した。次いで、同区医師会理事の忌部周氏より「喘息とCOPD」とする講演が実施された。同氏は、喘息は継続した治療が大切と指摘。COPD(慢性閉塞性肺疾患)では禁煙が最重要であり、難しいようであれば、「かかりつけ医に相談してほしい」と加えた。
 そのほか、会場では、「都島区住みます芸人」の「バネ」による漫才が披露されたほか、同氏らが有志とともに「みやっこ体操」を実演。来場者らが笑顔で参加した。