
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年3月4日 第3137号
東淀川区医師会(辻正純会長)は、令和7年11月30日夕刻、大阪市内のホテルで設立50周年記念式典を挙行。同医師会役員や会員をはじめ関係者約140人が参加した。
開会にあたり、辻・同医師会長があいさつ。行政の分区に伴って昭和50年4月に同医師会が設立され、歴代役員や会員の尽力により地域住民と信頼関係を築けてきたとして、謝意を表明した。また、訪問看護ステーションやケアセンターの開設をはじめ、病診連携、在宅医療、公衆衛生事業など様々な事業を展開してきたとし、今後とも発展させていきたいと述べ、一層の協力を求めた。
続いて、飯原啓介・同医師会理事より同医師会50年のあゆみが紹介された後、来賓出席者が祝辞を披露。加納康至・大阪府医師会長は、同医師会のこれまでの活動に敬意を表しつつ、さらなる発展を祈念した。一方で、物価・人件費の高騰などによる医療・介護を取り巻く厳しい現状に言及。地域医療構想の推進など中長期的な政策は安定的な医療機関の経営が成り立ってこそ実現可能であるとし、引き続き尽力すると力を込めた。次いで、武富康彦・同区長、松本吉郎・日本医師会長(茂松茂人・日医副会長代読)よりそれぞれ祝辞が贈られた。
その後、特別功労会員として、歴代会長である春田龍吾氏、赤井啓二氏、特別功労者として事務局職員1人に辻・同医師会長より感謝状が手渡された。
記念講演では、「医学のレジリエンス――心筋再生医療への挑戦と貢献」と題して、澤芳樹・府医副会長が登壇した。まず、澤副会長は大阪大学における外科学の歴史を紐解き、その礎となった小澤凱夫氏(大阪帝国大学第一外科初代教授)の「凡人は努力すべし」との言葉を紹介。この言葉を胸に自身が教授に就任した際には、▽低侵襲な心臓手術▽重症心不全治療▽心臓大血管手術の発展――に積極的に取り組んできたと語った。さらに、未来医療推進機構では、未来医療社会実装拠点およびスタートアップ育成加速拠点である「中之島クロス」における「my iPSプロジェクト」などに解説を加えた。最後に、9年に開催され自身が会頭を務める日本医学会総会について言及。「人生100年時代」に向け、人類の未来への挑戦と貢献について議論したいとして、多数の参加を呼びかけた。
式典後には記念祝宴が催され、出席者はともに設立50年の節目を祝い懇親を深めた。