
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年3月4日 第3137号
大阪府医ニュース第3125号(令和7年11月5日付)を拝読し、感想と課題をまとめさせていただきます。
まず感想ですが、今回の記事で示された制度検討と地域研修の動きに、大いに意義を感じました。特に大阪府医師会が会員意見調査を行い「長期収載医薬品の選定療養化」について、国民への周知不足や医療現場の説明負担といった現場の声を可視化した点は、制度の透明性向上と現場からの反映という観点で大きな前進をしたのではないかと思います。
また、「納得する生き方」をテーマとした第37回布施緩和ケア研修会の在宅・緩和ケアの取り組みでは、医療提供者が「患者の人生を支える伴走者」であるという視点を改めて共有し、非常に感銘を受けました。
次に課題ですが、一点は制度変更を含む議論が、まだ国民・患者側に十分に伝わっていないという認識が示されていたことです。調査では「国民への周知が不十分」との回答が約45%に及んでおります。この点、府医として情報発信・説明支援の強化が引き続き求められると考えます。もう一点は、地域・在宅医療・緩和ケアの研修会が実施されているものの、参加者が医師・看護師・介護職などに限られ、町内会・地域住民なども含めた広い層への啓発・関心・引き込みが今後の重要なテーマと考えられます。
最後になりますが、医療の質と安心を守るため、府医の皆さまの不断のご尽力に心から敬意を表します。これからも地域医療の最前線を牽引し、住民の信頼に応える活動をぜひとも継続されますよう、心より応援しております。