
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
府医ニュース
2026年3月4日 第3137号
大阪府医師会は令和7年10月25日午後、「7年度第2回新生児の蘇生講習会(Bコース)」を府医会館で開催。基本的な新生児蘇生法の習得に向け、医師、看護師、助産師など約30人が参加した。
はじめに、笠原幹司理事よりあいさつ(代読)。本講習会は講義と実技の両方を通して、不測の事態に適切な対応ができる人材の育成を目指しており、大阪における周産期医療の充実につながればと期待を込めた。
続いて、大橋敦氏(関西医科大学看護学部教授)が、新生児の蘇生について講演した。出生は一生で最も危険な瞬間と前置きし、「新生児蘇生法アルゴリズム2020」に則って救命の流れを解説。新生児蘇生で極めて重要なポイントは、「肺液を空気で置換し、換気すること」とし、人工呼吸を確実に成功させることで新生児仮死の9割は救命できると述べた。出生時のチェックポイントとして、①早産児②弱い呼吸・啼泣③筋緊張低下――の3つを紹介。すべてを認めない場合は可能な限り母親の近くでルーチンケア、いずれかを認める時は蘇生の初期処置を行うよう訴えた。また、あえぎ呼吸は正常な呼吸とは異なると指摘。自発呼吸がない場合と同様の対応が必要だと注意を促した。
講義終了後は、実技講習に移った。受講者はグループごとに分かれ、インストラクターの指導の下、基本手技の習得やシナリオ演習に励んだ。プログラム終了後には、受講者に修了証が授与された。