
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年3月4日 第3137号
令和7年度「医師会あすか会」が7年11月8日午後、大阪市内のホテルで開かれた。同会は、南河内ブロックの医師会(富田林・河内長野市・松原市・羽曳野市・藤井寺市・大阪狭山市)と柏原市・八尾市医師会で構成。今年度は富田林医師会(児嶌晃会長)の主務で講演会および懇親会が行われ、会員ら85人が参加した。
南栄子・富田林医師会副会長の司会で開会し、はじめに児嶌・同医師会長があいさつ。地域医療の向上と医療の安全・安心を守るためには、地区の垣根を越えた協力体制が必要と強調し、互いに学び合い医療の進展に寄与したいと力を込めた。
続いて、喜名朋子氏(JAXA第一宇宙技術部門地球観測研究センター主任研究開発員)が、「生活の中で役立っている宇宙開発技術」をテーマに講演した。喜名氏は、宇宙開発を民間事業に拡大する転換点に入ったと前置き。得られたデータをいかに社会貢献につなげるかが大切だと述べ、人工衛星を用いた地球観測について解説した。
地球観測衛星は様々な情報が得られるとし、降水量や温度、大気汚染物質などのデータ活用について説示。特に環境情報が不足している発展途上国においては、環境と健康の問題を考える上で重要なデータになると述べた。また、健康分野でも活用が進むよう、公衆衛生の関係者とともに共同開発をしていると明かした。これまでに蓄積したデータを活用し、将来起こり得るリスクが顕在化した時の対応を事前に検討できるよう、医療従事者をはじめ様々な分野と協働し、新しい社会実装を追求していきたいと結んだ。
懇親会では、加納康至・大阪府医師会長が来賓あいさつ。あすか会の発展と多くの成果に敬意を表した。また、政局が見通せない状況にあるが、日本医師会と歩調を合わせて対応していきたいと語った。その後、阪本栄・府医副会長の乾杯の発声により歓談に移り、参加者らが懇親。前田重成・富田林医師会副会長のあいさつにより閉会となった。