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医師・医療関係者のみなさまへ

第19回 大阪府女医会講演会

府医ニュース

2026年2月25日 第3136号

爪白癬や陥入爪など爪の病気を解説

 大阪府女医会(藤谷宏子会長)は令和7年10月18日夕刻、大阪市内で第19回講演会を開催。ウェブ併用で実施され、同医会員など約30人が参加した。
 開会のあいさつで藤谷・同医会長は、同医会にはあらゆる診療科の医師が所属していることが強みであると言明。定期的に開催する本講演会で診療科を超えて研鑽を積んでほしいと語った。
 当日は、横井葉子・同医会副会長が座長を務め、まず、坂田祐一氏(坂田医院副院長)が、「往診業務で再確認した爪白癬治療の大切さ」と題して講演した。坂田氏は、日々の往診で「爪切り難民」の患者が多く存在すると指摘。爪の混濁や肥厚によって家族や看護師では処置できない状態となっているケースが散見されると述べた。また、足爪白癬を放置している高齢者も多いと言及。患者や家族が爪白癬の症状を軽視し皮膚科の受診につながっていないとのアンケート結果を示しつつ、放置することによって歩行バランスが乱れ、転倒リスクの増大などが生じると警鐘を鳴らし、早期の治療を促した。
 続いて、「爪は一生涯の伴侶――大事にケアしてあげましょう」と題して、磯ノ上正明氏(いそのかみ皮フ科院長)が登壇した。まず、若年層の陥入爪について解説。足の成長に合っていないサイズの靴やスポーツなどで爪郭に過度の外圧がかかることなどが陥入爪の要因となると説述した。その上で、「正しい爪の切り方」を説示。爪を正しく切ることで陥入爪や巻き爪などの変形が予防できると訴えたほか、陥入爪の治療法にも説明を加えた。最後に磯ノ上氏は、爪のケアの重要性を語り、「生涯歩ける足づくり」を目指してほしいと呼びかけた。