TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

医療モニターとの懇談会を開催

府医ニュース

2026年2月25日 第3136号

大阪の医療の充実に向けて意見交換

 大阪府医師会は令和7年10月23日夕刻、大阪市内のホテルで医療モニターとの懇談会を開催した。医療モニター制度は、会務の運営と医道の高揚に資することを目的に、昭和56年より開始。当日は、令和7年9月に就任した新規モニターのほか、府医役員や「医道に関する特別委員会」委員ら約70人が参集し、医師会活動や大阪の医療の現状などについて意見を交わした。

 栗山隆信理事の司会で開会し、加納康至会長よりあいさつ。まず、すべての国民が「かかりつけ医を持つこと」の重要性を示し、かかりつけ医機能報告制度が患者の選択の幅を広げるものになることを目指すと強調した。また、昨今の医療機関の厳しい経営状況に言及。安心・安全な医療を継続するためにも次期診療報酬改定での適切な措置を訴え、府民の理解・協力を求めた。
 引き続き、前期、特に活動された医療モニターに加納会長から感謝状が贈呈された。
 続いて、加納会長が「当たり前がなくなる!?――未来へつなぐ大阪の医療」と題して話題提供。7年10月2日に行われた「大阪府下5医療団体合同記者会見」の内容を基に、医療機関経営の実態を伝えた。現在、全国の診療所の約4割、病院の約7割が赤字であり、地域医療崩壊の危機に直面していると説明。将来、自分の子どもや孫が「当たり前の医療」を受けられるためにも、診療報酬改定や補正予算などによる医療機関への適切な財源の確保が不可欠と主張した。さらに、医療を将来へ持続させるためには、府民一人ひとりの「医療のかかり方」に対する意識改革も必要と述べ、機運醸成を促した。
 次に、栗山理事より前期モニターからの意見・提言を紹介。今後の会務運営に役立てたいと語った。
 懇談会終了後には懇親会が行われ、阪本栄副会長が開会あいさつ。本制度が40年以上にわたり継続できているのは、多数の医療モニターの協力によるものと謝意を表し、今後も率直な意見を求める姿勢を示した。その後歓談へと移り、府医役員らと医療モニターは親睦を深めた。最後に、北村良夫副会長のあいさつで閉会となった。