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府医ニュース

2026年2月25日 第3136号

 ◆今回の衆議院選挙は自民党の歴史的圧勝となった。長期の物価高騰による実質賃金のマイナスと緊縮財政の閉塞感からの脱却を求め、国民は高市首相の積極財政への挑戦に希望を託した。
 ◆この選挙戦では、主に消費税減税と社会保険料の引き下げが焦点、というよりは各党一斉の謳い文句と公約であった。高齢者が3割以上を占める社会保障費は約137兆円に膨らみ、国民負担率は46.2%まで上昇している。特に現役世代には生活が圧迫され窮屈な社会にある。
 ◆その一方で、マスコミの論調は揃って減税や引き下げに見合う財源確保と社会保障制度の改革の必要性を唱えている。確かに公的医療保険堅持のための財政的ジレンマを放置した政策は危なっかしい。
 ◆積極財政の経済成長による税収増と財政再建が見込み通りにいっても即効性はなく、持続性も曖昧である。首相は超党派で社会保障と税の一体改革を議論する国民会議を行うとしている。各党参加の前向きの議論で、少しでも全世代に優しい政策の妙案を捻出してもらいたい。(誠)