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医師・医療関係者のみなさまへ

第162回 エイジレス健康講座

府医ニュース

2026年2月25日 第3136号

健康診断受診の大切さを啓発

 大阪府医師会は令和7年11月15日午後、ATCエイジレスセンターと共催で「第162回エイジレス健康講座」を開催。吉本佳子氏(助松団地診療所院長/大阪府女医会理事)が「健康診断、受けてますか?」をテーマに講演し、近隣住民など約20人が聴講した。

 吉本氏はまず、幼児から高齢者の各世代で行われる健康診断の目的と種類に関して概説。中でも特定健診はメタボリックシンドローム(メタボ)健診とも呼ばれ、①内臓脂肪(腹囲)②血圧③血糖④脂質――の値を診断基準とし、生活習慣病のリスクを判定していると述べた。メタボと判定された場合は、保健師や管理栄養士の指導の下、行動目標や計画に沿った生活習慣の改善に取り組むよう推奨しているとした。
 次に、肥満やメタボと関わりの深い疾患として、▽高血圧▽糖尿病▽脂質異常症――などを挙げ、原因疾患を解説。糖尿病については、一型と二型の違い、インスリンの役割、合併症のリスクなどに触れた。特に、二型糖尿病は初期症状がないことから、健診による早期発見が大切と語った。また、自覚症状のほかに、他覚的所見(客観的な医学的情報)が重要と強調し、健診が自覚症状のない隠れた病気の早期発見・早期治療にも役立つと伝えた。さらに、不整脈などの病気は心電図検査によって発見が可能であると加えた。
 最後に、健康維持のためには定期的な健診受診や生活習慣の見直しが不可欠であるとアドバイス。不安なことはかかりつけ医に相談して、一人で悩まず元気に年を重ねてほしいと締めくくった。