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医師・医療関係者のみなさまへ

令和7年度 学校医総合講習会

府医ニュース

2026年1月21日 第3132号

健康教育の取り組みなどを報告

 大阪府医師会学校医部会(部会長=宮川松剛・府医副会長)は令和7年9月25日午後、「7年度学校医総合講習会」を府医会館で開催。学校保健総論と内科・眼科・耳鼻咽喉科健診の各論に関する講演が行われ、府医指定学校医制度の認定希望者および学校医ら約60人が受講した。

 開会にあたり、森口久子・同部会副部会長(府医理事)があいさつ。近年、子ども達を取り巻く環境は大きく変化し、その影響はいじめや不登校、メンタルヘルスなど様々な問題として表れていると指摘。学校現場での対応は複雑化しており、学校医と連携・協力しながら子ども達をサポートしていくことが不可欠と呼びかけた。
 引き続き、杉本嘉文氏(大阪府教育庁教育振興室保健体育課保健・給食グループ首席指導主事)が、「大阪府における健康教育の取り組み」と題して講演。まず、「第2次大阪府教育振興基本計画」に基づく健康教育の枠組みに言及した。同計画では、①がん教育②性③精神疾患④薬物乱用⑤アレルギー――の5つを健康課題として設定。専門的な知識習得のための教職員研修を実施し、小・中・府立学校における健康相談や保健指導の充実を図っている。また、保護者を委員とする学校保健委員会を組織し、地域・家庭・学校医等と連携した健康づくりの推進にも取り組んでいると語った。結びに、杉本氏は「子ども達の健やかな成長」が保護者の願いであり、安心・安全な学校生活を支える上で学校医の存在は欠かせないと強調。引き続きの協力を要請した。
 その後、3会場に分かれて各論が行われた。森口副部会長が内科健診、宮浦徹・同部会学校保健対策委員会委員が眼科健診、村本大輔・同部会常任委員が耳鼻咽喉科健診を担当。健診の流れや留意事項などを伝えた。