TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

新年のごあいさつ

日本医師会 副会長 大阪府医師会 理事 茂松 茂人

府医ニュース

2026年1月7日 第3131号

一致団結して地域医療を守る

 新年明けましておめでとうございます。先生方におかれましては、健やかに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 さて、令和7年度からかかりつけ医機能報告制度が施行され、この1月から報告が始まります。特定機能病院などを除くほぼすべての医療機関が、一次診療や医療相談などに関する「1号機能」と、時間外対応や在宅医療などに関する「2号機能」の報告が義務となっております。とは言え、日頃取り組んでいる地域に根差した医師活動を報告するものであり、これまでのかかりつけ医としてのあり方が変わるものではありません。
 今後、各医療機関の機能を見える化した上で、地域の医療資源の過不足を議論していくのですが、先生方にはそういった議論において現場の声を伝えていただくことが大切です。日本医師会としましても、地域での議論が活発であることは中央と折衝する上で非常に心強く、地域の医師会や大阪府医師会などと一つになり、団体としての発言力を高めていきたいと考えます。
 医療従事者の賃上げを目的に、6年度診療報酬改定において新設された「ベースアップ評価料」は届け出数が伸び悩んでおり、国に「医療機関は経営に困っていない」と解釈されないよう、日医も積極的な届け出を呼びかけています。同様に当制度においても、5年後に予定されている見直し時に、参画医療機関が少ないなど地域医療に消極的な印象を与えてしまうと、かかりつけ医の登録制といった強制的な制度に位置付けられ、診療報酬上の評価にも反映される懸念があります。
 日本の医療は、地域を面で支える体制構築が進み、患者さんがフリーアクセスで医療にかかることができます。この状況を壊してはなりません。国が誘導したい方向に誘導されないよう、阻止しなければなりません。
 本年もご支援・ご協力をお願い申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。