TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

新年のごあいさつ

大阪府医師会 副会長 澤  芳樹

府医ニュース

2026年1月7日 第3131号

2026年新年を迎えて
万博の奏功と医療の未来

 皆様、新年おめでとうございます。加納康至会長の下で引き続き、副会長と勤務医部会長をさせていただいております澤芳樹でございます。
 2025年も激動の一年でありました。世界で想定外のことが多発し、ニュースや世界情勢がITやAI、SNSにより一挙に拡散する一方、フェイクニュースや報道の偏りから、何が正しいのかを判断しかねる世界的にカオスの時代に入っております。
 とは言え、大阪の昨年一番の話題として、大阪・関西万博はとても素晴らしく明るいイベントでした。先生方のご尽力もあり、大きなトラブルもなく無事に閉幕したことは幸いでした。特に、大屋根リングの中に158カ国・地域、7国際機関が集い、グローバルな世界が一つになった万博こそ、未来社会のデザインの象徴だと考えます。私どものiPS細胞由来心筋シートや心筋モデルを展示したパビリオンも250万人を超える来場があり、大きな手応えを感じました。
 当初は極めてネガティブに報道され、来場者数が伸び悩みましたが、評判が評判を呼び、最終的には、来場者が2500万人を超える大成功を収めました。これは大阪のノリの良い市民の声が、メディアの偏向報道に勝った結果です。改めて大阪人の底力を誇らしく感じました。
 現在私は、2027年に開催される「第32回日本医学会総会」の会頭を仰せつかっており、大阪府医師会の先生方とともに、「医学のレジリエンス」をテーマとした、大阪ならではの医学会総会に向けて検討を重ねています。市民展示では、「医学のレジリエンス」の力をご理解いただけるよう準備中です。医学医療から、ヘルスケア、ウェルビーイングまで、100万人が参加するイベントも計画しています。
 さらには、大阪けいさつ病院長として勤務医師の立場から、地域連携や人材育成、先進・高度医療、そして、医師会における勤務医の活躍を支援する立場から、学術的貢献や研修医専門医制度などに貢献できればと思っております。
 2026年こそは、補正予算はもとより、診療報酬の適正な改定、医療者の労働環境整備による医師の働く環境の向上など、府医を中心に大阪府民に素晴らしい医療が提供できる年になることを祈念いたします。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。