
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
新年のごあいさつ
府医ニュース
2026年1月7日 第3131号
新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、健やかに令和8年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素より本会活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
中尾正俊・前会長の遺志を引き継ぎ、大阪府医師会の執行部をお預かりして1年を迎えました。昨年10月には、大阪府下5医療団体と合同記者会見を行い、医療現場の置かれた状況を発信しました。特に強調したのは、今の医療提供体制が決して“当たり前〟ではなく、医療従事者の懸命な努力によって成り立っているという現状です。
医療は水道や電気、教育と同じ社会的共通資本であり、いつでも・どこでもアクセスできる環境を未来に向けて残すことが、日常を安心・安全に暮らすことにもつながることをお伝えしました。
昨年の参議院議員選挙では、多くの方のご支援により、日本医師連盟推薦のかまやち敏先生を国政に送り出すことができました。また、10月21日には連立与党により高市早苗新政権が発足し、社会保障全体の改革を進めるとしています。前述した“当たり前の医療〟を守るためには、国や自治体による財政支援と、物価や人件費などの上昇といった社会情勢を反映した診療報酬改定が必須であり、我々の意見を伝えるためには、言うまでもなく「組織力の強化」が鍵になります。
近年、物価や人件費の高騰により医療機関の経営は厳しさを増すなど、依然として医療界を取り巻く課題は枚挙にいとまがありません。
こうした状況の中で、現場の声を集約し、的確に行政や社会に届けることこそ、医師会の果たすべき重要な役割です。
医療は制度の上に成り立っています。国や自治体が定める制度に則って運用されるものですが、現場の実情と制度の間に齟齬が生じることも少なくありません。そうした際に、医師会が現場の意見を力強く発信できる組織であることが、制度の改善、ひいては府民の健康と医療の質の向上につながるものと考えます。
したがって、より多くの医師にご入会いただき、会員の裾野を広げていくことが、医師会の社会的発言力を高める第一歩となります。
それぞれの会員が抱く価値観や信念は多様であり、いずれも尊重されるべきものです。その多様性を大切にしつつ、医師として守るべき基本的な理念と責務を共有し、連帯して行動していくことが求められます。
私達執行部は、そうした思いを丁寧に汲み取り、発信することで今年も理解と共感を広げてまいりたいと考えています。
会員の先生方におかれましては、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。