令和７年度 第１回 JMAT研修基本編

災害時の医療支援活動への理解を促進

　大阪府医師会は８月31日、令和７年度第１回JMAT研修基本編を府医会館で終日にわたり開催した。本研修会は災害医療体制の確保・充実に向けて、JMAT（日本医師会災害医療チーム）活動への理解を促進し、災害時の支援活動を一体的・組織的に図ることを目的としている。
　冒頭、鍬方安行理事があいさつ。今後いつ大災害が起こるか分からない状況の中、平時からの備えが極めて重要と訴え、医療支援活動への理解を深めてほしいと呼びかけた。
　当日は、藤見聡氏（大阪急性期・総合医療センター救急診療科主任部長）、松田宏樹氏（厚生労働省DMAT事務局）ら11人がインストラクターを務め、「災害医療概論」を講義したほか、▽被災地JMATの活動▽災害時の通信▽トリアージ――などの実習を実施。医師や看護師など医療従事者25人が参加し、災害時の現場に即した多岐にわたるプログラムを修了した。