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医師・医療関係者のみなさまへ

西成区みんなの健康展

府医ニュース

2025年12月3日 第3128号

人生100年時代の健康に向けて

 大阪市西成区三師会と同区役所、消防署などで構成する同区保健医療福祉協議会主催の「みんなの健康展」が10月18日午後、「地域で創る健やかな暮らし」をテーマに同区民センターで開催され、区民ら約430人が参加した。
 開会に先立ち、吉村昌佳・同医師会長があいさつ。市民生活の向上に貢献することが本健康展の目的であり、自身やご家族の健康について考える機会になればと期待を寄せた。続いて、稲嶺一夫・同区長が、今年で同区が区制100周年を迎えたと報告。さらにこの先の100年に向けて、ともに健康で安心安全な町づくりをしたいと力を込めた。最後に、辻淳子・大阪市会議員が、年を重ねても元気に生活できるように、本健康展をそのきっかけの一つとして生かしてほしいと呼びかけた。

幅広い世代に健康啓発

 舞台上ではレシピコンテストの表彰が行われ、清原良一氏(同区食育推進ネットワーク委員/天下茶屋小学校長)より表彰状が授与された。今年度は「野菜を食べよう」をテーマにレシピを募集。小学生の部で202作品から14作品、一般の部で249作品の中から14作品が選定された。
会場では同医師会が、「こども白衣体験コーナー」「医師による健康相談」「血圧測定」を実施。健康相談では、内科、眼科、整形外科から3人の会員が区民の相談に応じた。
そのほか、▽歯科相談▽お薬相談▽きづがわ体操▽子ども遊びコーナー▽パラリンピック正式種目「ボッチャ」体験▽べジチェック▽からだの歪み・バランス測定――など様々なブースを設置。子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しめる健康展となった。