第39回 アベノ健康展

区民の健康意識向上へ

　阿倍野区医師会（武田正会長）は、同区歯科医師会・薬剤師会・保健福祉センターとの共催により、「第39回アベノ健康展」を10月４日午後、同区役所で開催。医療をはじめ福祉や食生活などの関連団体が「明日も元気プロジェクト」をテーマにブースを開設し、近隣住民ら約280人が来場した。
　開会に先立ち、主催者の代表があいさつ。武田・同医師会長は参加者の関心に応えるとともに、本展が今後の健康維持への一助となる場になればと語った。また、地域住民との交流を通じて実り多い時間となることを願った。続いて、小林隆一・同区保健福祉センター所長が、健康づくりに取り組む地域の姿勢に謝意を表し、区民が安心して暮らせるまちづくりの重要性を強調した。
　開場後は、多くの来場者が相談コーナーや各種測定、展示などを活用し健康への理解を深めた。なお、同医師会はからだと心の健康相談のほか、▽育児および予防接種の相談▽物忘れ・認知症相談▽補聴器相談▽介護保険、訪問看護相談▽骨塩量測定▽血糖値測定▽血圧測定と不整脈チェック――コーナーを設け、医師や看護師らが丁寧に対応した。さらに、専門スタッフの運動指導の下、ロコモチェック（ロコモ25・立ち上がりテスト）を実施。予防医療の普及にも力を入れるなど、地域住民の健康づくりを促進した。