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医療モニターからの投稿

府医ニュース

2025年11月5日 第3125号

 大阪府医ニュースを拝読し、慢性腎臓病に関する記事は、生活習慣改善の重要性を改めて考えさせられる内容でした。
 治療の柱として挙げられている「減塩」「禁煙」「減量」は、一見すると基本的なことのようですが、患者にとっては日常の継続的な努力が求められる難しい課題でもあります。特に食習慣や嗜好は長年の生活に根差しているため、医師や医療スタッフが丁寧に支援し、患者が無理なく取り組める環境づくりが重要だと感じました。また、健康食品やサプリメントの利用についての記事も大変示唆に富んでいました。健康を意識するあまり、過剰に摂取したり複数を併用したりすることが、かえって腎機能に負担を与える可能性があるとの指摘は非常に重要です。サプリメントはあくまで補助的なものであり、過信は禁物です。むしろ、医師の指導に基づいた生活習慣改善が最も効果的であると再確認しました。
 今後も府民に対し、科学的根拠に基づいた正しい情報を発信し、予防と治療の両面から支援を行うことが大切だと強く感じます。