第２回此花区多職種連携研修会

AED講習会で一次救命を習得

　此花区役所や同区医師会、訪問看護ステーション連絡会、地域包括センター、居宅介護支援事業者連絡会などで組織する「此花区健康ぴちぴちランド」は、８月21日午後、同区内で医療介護従事者を対象に「AED講習会」を開催。此花消防署の協力を得て実施され、約40人が参加した。
　まず、永田行平氏（此花消防署地域担当消防司令）が「AED実践講習」と題して講義。永田氏は、年間約７万人が心停止による突然死によって命を落としていると言及し、胸骨圧迫で２倍、AEDを使用することで４倍も救命率が上昇すると指摘した。その上で、周囲の人の適切かつ迅速な救命行動が重要と語った。その後、参加者はグループごとに心肺蘇生訓練用の人形を用いて、胸骨圧迫やAEDの操作などの一次救命を実践。倒れた人を発見する場面から、救急隊が到着するまでの手順を学んだ。
　そのほか、三角巾を使用した応急処置や、身近な物を使用した簡易担架の作成方法などの解説、消火器の使用方法の実演があった。