
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2025年10月15日 第3123号
2025年9月17日号(第3120号)の「大阪府医ニュース」を拝読しました。まず、今回の記事構成には、時代を見据えた課題提起(例:電子カルテ・電子処方箋導入、在宅医療連携)が含まれており、医療現場の将来像を示す上で価値が非常に高いと感じました。特に「在宅医療における連携の拠点および積極的医療機関の取組促進に係る研修会」などのテーマは、地域包括ケアを前進させる上で非常に重要であり、医療モニターとして多くの示唆を得ることができました。行政、医療機関、介護・福祉機関の間をつなぐ枠組み・アウトリーチやアウトフレーム強化の必要性が改めて明確化されていた点に共感いたしました。
当号の記事内容は専門的要素を多く含むため、我々のような一般の府民や市民には難しい内容となっており、理解度をもう少し下げていただければいいのかなと感じました。我々がもう少し勉強をすればいいだけなのですが、如何せん、素人集団なのでなかなか(汗)。医療従事者向けには深堀りすることが必要ですが、府民やその他一般人の啓発も兼ねることも鑑みますと、平易な言葉や具体例の提示を増やすと分かりやすくなるかなと思いました。また、記事の継続性とフォローアップ体制もあると面白いのかなと思いました。新たなテーマを扱うことで医療の進捗が読み取れますが、過去に扱ったテーマの進捗や成果も定期的にレビューする連載形式を取り入れても面白いと感じました。過去記事がどうなったのかなど、気になる所ではあります。第3120号は政策・制度変革の方向性を示す点でかなり優れており、一般の医療モニターとしては、こうした情報発信が府民の医療意識を高めて実践へのつながりを促す大切なツールになると強く認識しました。「2040年問題を見据えて」は見応えがあり、非常に勉強になっております。