
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2025年9月3日 第3119号
大阪府訪問看護ステーション協会(長濱あかし会長)は6月28日午後、「2025年度定時総会」を大阪府医師会館で開催。関係者ら約100人が参集した。
藏垣信子・同協会理事が司会を務め、はじめに、長濱・同協会長があいさつ。訪問看護は「病院中心」から「地域・生活中心」へと移行する医療提供体制の中核として、さらに重要になると強調し、いのち・暮らし・尊厳を守り支える環境づくりを推進していくと述べた。
次いで来賓祝辞では、加納康至・府医会長が、在宅療養患者や家族の希望に沿った看護を提供する訪問看護の需要が高まっている一方、提供するサービスの質や人材の確保が課題と指摘。訪問看護が果たす役割の大切さを再認識し、あらゆる支援を各方面へ積極的に要請したいと力を込めた。その後、中谷健志氏(大阪府健康医療部保健医療室長)、弘川摩子・大阪府看護協会長が祝辞で、同協会のますますの発展を願った。
引き続き、議長・副議長および議事録署名人の選出に移り、議長に水取惠子氏、副議長に早川千夏氏が選出された。審議事項では、2024年度決算報告・役員変更が上程され、いずれも挙手多数で承認された。報告事項では、24年度事業、25年度事業計画、同年度収支予算が報告された。
閉会に際して、前川たかし・府医理事があいさつ。カスタマーハラスメントを含め様々な問題に対し、関係団体が一丸となり解決に取り組みたいと結んだ。
総会終了後、清水嘉与子氏(前日本訪問看護財団理事長)による記念講演が行われた。清水氏は自身の経験を基に、訪問看護ステーションは地域住民にとって頼りになる存在になってほしいと期待を寄せた。