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医師・医療関係者のみなさまへ

富田林医師会創立75周年記念祝賀会

府医ニュース

2025年8月6日 第3116号

全会員が地域のために尽力

 富田林医師会(児嶌晃会長)は5月10日夕刻、大阪市内のホテルで創立75周年記念祝賀会を挙行した。当日は、同医師会役員や会員をはじめ、関係者約110人が参集し、ともに祝った。

 はじめに、児嶌・富田林医師会長があいさつ。昭和25年の市制施行による富田林市誕生に伴い、南河内郡医師会より分離独立し、4市町村にわたる富田林医師会として、現在まで活動を続けてきたと振り返った。その上で、歴代会長を中心に、全会員が地域のために努力を重ねてきた結果、今の医師会があると力を込めた。一方で、急速に進む少子高齢化や医療従事者不足、物価高騰、医療DXなど、医療を取り巻く問題は山積していると指摘。大阪府医師会や近隣医師会、行政などと協調し立ち向かっていくと語り、理解と協力を求めた。
 来賓祝辞では、加納康至・府医会長が登壇。富田林医師会の地域に根差した活動をたたえた。また、昨今の医療情勢に触れ、医療機関を取り巻く状況は依然として厳しいと言及。持続可能な医療提供体制の確保に向けて日本医師会や郡市区等医師会と連携し、現場の声を国や行政に届ける必要があると強調し、協力を呼びかけた。
 そのほか、自見はなこ氏(参議院議員)、松川るい氏(参議院議員)、島田智明氏(衆議院議員)より祝辞が述べられ、同医師会の活動に敬意を表した。
 その後、祇園甲部による祝舞が披露され、阪本栄・府医副会長の乾杯により歓談へと移り、参加者は懇親を深めた。