
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2025年7月16日 第3114号
6月度郡市区等医師会長協議会(令和7年度第3回)が6月27日午後、大阪府医師会館で行われた。本文は加納康至会長あいさつ(要旨)。
6月19日の府医定例代議員会では、本会副会長として北村良夫理事を選任・選定いただいた。改めて執行部一丸となり、会員・府民のために全身全霊を尽くす所存であり、一層のご支援・ご協力をお願いしたい。
6月16日付けで、府内の医療関係団体の連名で大阪府知事と大阪市長宛てに「地域の医療提供体制の維持・確保に向けた府内医療機関等への支援」を要望した。具体的には、▽地域医療を担う医療機関等への物価高騰等に対するさらなる支援▽医療機関等を対象とした支援(重点支援地方交付金等)に関する情報の速やかな共有▽緊急的な財政支援の実施ならびに診療報酬に物価・賃金の上昇を適時適切に反映する仕組みの導入等、国への継続した要望――の3点を要望した。各市町村にも予算は下りているが、医療分野への分配は判然としない。先生方には、市町村との協議・調整をいただければ幸いだ。
また、6月26日に開催された大阪府学校保健会理事・評議員会において、私が大阪府学校保健会長に就任することが承認された。府医会長が府の保健会長に就任するのは今回が初めてであり、歴史ある保健会長への就任は身の引きしまる思いだ。三師会や関係団体と連携し、円滑な会務運営に努めたい。学校医報酬の引き上げや処遇改善に向けても、引き続き、大阪府教育委員会と協議・調整を行っていく。
先日の府医定例代議員会でも触れたとおり、6月13日に閣議決定された『骨太の方針2025』には、日医などからの強い要請により、「医療・介護等の現場の厳しい状況や税収等を含めた財政の状況を踏まえ」といった文言が明記され、税収の上振れ分の活用の視点が盛り込まれた。
さらに、「幅広い職種の賃上げが確実に実現されるよう、的確な対応を行う」とも言及している。来年度の診療報酬改定などにおいて、これらが十分に政策として反映されるためには、7月の参議院議員選挙で何としても釜萢敏先生を国政の場に送り込まねばならない。公示日以降、様々な場面で先生方の力強い広報をお願いしたい。