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医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2025年5月28日 第3109号
◆ローマ・カトリック教会のフランシスコ前教皇が4月に亡くなったことを受け、バチカンで5月7日から次の教皇を決める選挙、コンクラーベが挙行された。4回目の投票の結果、日本時間の9日午前1時過ぎに新教皇の決定が明らかになった。
◆アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が第267代のローマ教皇に選ばれ、レオ14世と名乗ることが発表された。同国出身の教皇の誕生は史上初である。
◆アメリカはキリスト教国だが、その多くをプロテスタント、バプテスト等が占め、カトリック教徒は少数派である。この国からローマ教皇が選ばれることはありえないとされていた。
◆プレボスト枢機卿は有力候補ではなく、選ばれたことに驚きの声が上がっているが、今回の投票に参加した日本人の枢機卿・前田万葉氏は、彼の穏やかで誰にでも親しく接し、優しさに溢れた人柄が、今回の選挙結果につながったのではないかと述べている。
◆レオ14世が今後、彼の国の大統領にどのような影響を与えるのか非常に興味深い。(浩)