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医師・医療関係者のみなさまへ

創立30周年・25周年を祝い記念式典を挙行

府医ニュース

2025年5月7日 第3107号

河内医師会訪問看護ステーション・ケアプランセンター

 河内医師会訪問看護ステーション創立30周年・訪問看護ステーション鴻池ならびにケアプランセンター創立25周年記念式典・祝賀会が2月1日夕刻、大阪市内のホテルで開催され、関係者ら約100人が参集した。

 佐堀彰彦・河内医師会長は式辞で、平成6年に大友昌志会長(当時)が、地域医療と医師会の将来を見据え、強い信念を持って訪問看護ステーションを立ち上げるまでの奮闘を紹介。また、創立5年目にはケアプランセンターおよび河内圏域で2つ目となる訪問看護ステーション鴻池の設立に至ったと加えた。さらに、令和6年11月には保健文化賞受賞記念大阪府医師会長賞を受賞したと報告。現在は総勢27人のスタッフを有する体制に成長を遂げたとし、今後は機能強化型訪問看護ステーションを目指して一層の充実を図ると決意を表明した。
 次いで来賓祝辞では、茂松茂人・日本医師会副会長が、医療機関や施設の厳しい経営状況に言及。2040年の85歳以上の人口増加を見据えた支え手の確保が喫緊の課題だと強調した。続いて、宮川松剛副会長が登壇し、加納康至会長の祝辞を代読。河内医師会役員・会員をはじめ同ステーション職員の尽力に敬意を表した。あわせて、府医としても各圏域における在宅医療提供体制の構築に向け、円滑な連携の推進や質の高い訪問看護の充実・確保に努めると力を込めた。その後、長濱あかし・大阪府訪問看護ステーション協会長、野田義和・東大阪市長が祝辞で、同ステーションおよびセンターのますますの発展を願った。

両施設の成り立ちから今後の展望を語る

 引き続き、訪問看護ステーション管理者の山口恵子氏、ケアプランセンター管理者の枡田亜希子氏が講演。それぞれの施設の開設当初から現在までの活動内容や実績のほか、これからの展望などが語られた。
 式典では、永年勤続職員11人に佐堀・同医師会長より表彰状が贈呈された。また、謝辞に登壇した原聡・同医師会理事は、同ステーションとの関わりを回顧。今後は若手の育成に着手するとし、地域における看護の技量のさらなる向上に期待を寄せた。
 閉会に際して大平真司・同医師会副会長が、第8次医療計画が進められる中、訪問看護ステーションは地域において重要な役割を担っていくと見通し、一層の支援・協力を要請した。
 記念式典後には祝賀会が催され、参加者は懇親を深めた。