
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
府医ニュース
2024年8月21日 第3081号
令和6年度に就任された郡市区等医師会新会長より、あいさつ・抱負等を寄稿していただきましたので、紹介いたします(順不同)。
本年6月の社員総会におきまして、二木理人前会長から引き継いで、会長に就任いたしました。西成区においては、大阪市の中で人口減少率、高齢化率が最多である一方で、平均寿命や健診受診率は下位に甘んじています。また、結核対策も以前からの懸案事項でしたが、平成25年からの西成特区構想の一つとして行政と医師会が協力して取り組むことにより、10年間で罹患率が3分の1まで低下しました。今後も、さらなる改善を目指していきたい所存です。
次の課題としては、地区医師会活動を堅持することです。この15年間で当区のA会員数は3分の2に減少しており、学校医の活動や休日急病診療所の出務等に影響が生じ始めています。さらに今後は、在宅医療の拠点として機能することが求められています。会員の先生方のご理解とご協力を得ながら、二次医療圏における責務を果たしたいと考えております。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
5月25日に当医師会定時社員総会において、6期12年務められた前任の市川正裕会長の後を受けて貝塚市医師会第17代会長となりました川﨑康寛です。当医師会は本年3月末の時点でA会員54人、B会員45人という少人数の医師会です。人数の少ない他の医師会もそうでしょうが、理事の人数も少なくなります。このため医師会に係る業務をその少人数の理事で回しています。まあ大変です。正副会長を含めた今期の理事の数は前期に比べ1人減員となりました。とても大変です。消滅可能性自治体ならぬ消滅可能性医師会と言えるかもしれません。
自虐ネタばかりではいけませんね。現在の貝塚市長は元国土交通省官僚で防災には力を入れられています。平成30年台風21号の暴風による停電により大きな影響を受けたこともまだ記憶に新しいところです。南海トラフ地震も待ったなしです。まずは特に防災に目を向けたいと考えています。各位のご指導をよろしくお願いいたします。
この度、6月22日の守口市医師会総会にて会長に就任しました清水秀和です。平成21年12月に関西医大透析室の同門である小野山攻先生が急逝されてから小野山診療所を継承して15年が経ちました。その間、24年から守口市医師会の理事に就任し、諸先輩方にご指導いただきながら6年間副会長を経験しました。そしてこの度、会長という重責を担うことになり、改めて気を引き締めているところであります。
守口市は大阪市の北東に隣接する人口約14万6千人の衛星都市です。守口市医師会は、昭和24年に北河内で最初に独立した医師会として設立されました。45年には地域住民の健康管理のため、府下の他地域に先がけて、市民保健センターを設立し、定点方式による住民健診を行っております。地域住民の健康管理を長年にわたって行ってきたことが評価され、54年に日本医師会最高優功賞を受賞させていただきました。そして、現在も定点方式による住民健診を継続しておりますが、守口市も他地域と同様に高齢化に伴い保健センターに足を運べない住民が増えています。医師会執行部の先生方と知恵を出し合い、今後も様々な工夫を行ってより多くの方に参加を促し、今後も市民の健康を守ってまいる所存です。