TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

新年のごあいさつ

大阪府医師会 副会長  加納 康至

府医ニュース

2024年1月3日 第3059号

組織率向上に向けた前進と 新たな進展に尽力

 新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては、新たな気持ちで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。私にとっては、年の始めにこの欄でごあいさつをさせていただくことが医師会活動の励みになっています。
 医療を取り巻く環境は厳しい状況が続きますが、昨年は医師会のプレゼンスを上げるために組織力強化に取り組めた1年であったように感じています。3期にわたって日本医師会の組織強化委員会に送っていただいた身としては、松本吉郎・日医会長のリーダーシップの下、研修医の卒後5年間の会費免除と新しい会員管理システムの立ち上げが決まり、会員異動の手続きの簡略化の道筋が見えたことを報告できることは収穫であったと感じております。もちろん会員の皆様のご協力があればこその結果であることは言うまでもありませんが、組織率の底上げに努力を続けたいと思っています。
 任務分掌の医療保険では診療報酬検討委員会に参加させていただき、多くの方々の意見をまとめる作業に参加させていただくことで今まで以上に理解が深まりました。中医協は相手がある交渉の世界であることを実感するにつけても組織力強化の必要性を感じています。この先に控えているトリプル改定がどのような改定になるのでしょうか。
 救急災害の担当では来年に迫ったビッグイベントの「大阪・関西万博」の会場内救護所や期間中の救急システムの協力についてこれから話し合いが始まります。万博は今のところ盛り上がりには少し欠けていますが、暑い夏の期間を含む半年間、多くの人が集まるイベント開催は大変ですが全力で協力していきます。
 また従来からの担当の庶務・経理・法規・保健医療センター・産業保健・健康スポーツ医学の分野においても府医が会務を円滑に遂行できるように、しっかりと取り組んでいくつもりですので、これからも皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。