TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

故・酒井國男・元府医会長を偲んで

府医ニュース

2023年9月20日 第3048号

追 悼

 8月12日、酒井國男・元大阪府医師会長がご逝去されました。80歳でした。ここに謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします。
 故・酒井先生と親交の深かった先生方より追悼文を寄稿いただきましたので、順次掲載いたします。

大阪府医師会長 高井 康之

 故・酒井國男先生のご霊前に大阪府医師会を代表し、謹んで追悼の辞を捧げます。
 先生は府医会長を平成16年から22年の3期6年を務められ、私も当時、酒井執行部の一員として4年間ご一緒させていただきました。府医の理事になって間もないころ、先生には医師会活動の「イロハ」を教えていただきました。医師会は「医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、社会福祉を増進すること」を目的に様々な活動を行っております。今こうして私が府医会長として就任させていただいているのも酒井先生のご指導があってのことでございます。
 また、酒井先生は日本医師会理事や代議員をはじめ、大阪府や大阪市においては数えきれない程の審議会委員を歴任、そのご功績は誠に顕著なものであり、令和5年春には旭日小綬章を受章されました。
 これまで長きにわたり府民の命と健康を守り、そして医療の資質向上を図るため、多大なるご尽力をいただきましたこと、本当にありがとうございました。
 酒井先生がこれまで貫いてこられた常に患者目線である姿勢は、多くの先生方に引き継がれたものだと信じて疑いません。
 「人生100年時代」と言われ、長寿社会を迎えている日本ですが、享年80歳で逝かれるのは、「天寿」を全うされたという見方もございますが、私自身、先生にはまだまだ、ご健在でいてほしかったと思っている次第で、とても残念でなりません。
 先生、今まで本当にお疲れ様でした。そして、これからも皆様のことを天国から見守っていてください。どうか、よろしくお願いします。
 永い間、本当にご苦労様でした。どうか安らかにお眠りください。