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府医ニュース
2023年8月30日 第3046号
大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)は7月1日午後、大阪市内で第16回「目の健康講座」を開催。講演と眼科専門医によるパネルディスカッションを実施した。当日は府民ら約220人が聴講した。なお、講演の模様は毎日新聞社大阪営業本部のユーチューブチャンネル(QRコードよりアクセス可)で視聴できる。
開会にあたり佐堀会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の影響でウェブでの開催が続いていたが、4年ぶりに市民を招いて講座を開催できたと喜びを語った。その上で、本イベントが「目の健康寿命を延ばす手伝いになれば」と期待を寄せた。
続いて城信雄氏(同医会理事)が、「白内障・緑内障と言われたら」と題して講演。それぞれの疾患の特徴や治療法を伝えた。白内障では、手術のタイミングをアドバイス。緑内障については、失明を避けるためにも継続した治療が必要だと述べた。
次いで山田晴彦氏(同医会理事)が登壇。「眼底疾患に気をつけよう!」として糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などを解説した。治療の選択肢も増えていることから、「主治医とよく相談して決めてほしい」と促した。
その後、山田氏の司会のもと、パネルディスカッションを展開。いずれも同医会の理事を務める城氏、宮澤裕之氏、宮本裕子氏の3人が参加者から寄せられた質問に答えた。眼科専門医の立場から、気になる症状があれば、「早めに相談すること」が大切だと訴えた。