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郡市区医師会学校保健担当理事連絡協議会

府医ニュース

2023年8月2日 第3044号

学校健診の体制充実に尽力

 郡市区医師会学校保健担当理事連絡協議会が7月13日午後、大阪府医師会館で開催された。令和5年度府医学校医部会事業計画を協議したほか、昨年度の同部会活動報告などを行い、当日は各医師会担当役員ら約50人が参集した。
 大平真司理事が司会を務め、はじめに中尾正俊・府医学校医部会長(府医副会長)があいさつ。新型コロナウイルスの感染状況が刻々と変化する中、学校医業務への多大な尽力に感謝の意を表した。また、内科学校健診の現場における様々な問題などに言及。大阪府教育庁などと調整しながら、業務が円滑に進むよう環境整備に努めると力を込めた。
 議事では、森口久子・同副部会長(府医理事)が、5年度事業計画を説明。昨年度からの変更点として、「学校医マニュアルの改訂」「学校産業医講習会の開催」を挙げた。また、地域保健・地域医師会との連携強化、学校における保健管理体制への支援、就学前児保健の充実などは、引き続き取り組んでいくと述べ、一層の協力を求めた。
 次いで、4年度会務報告を説示。特に、新型コロナへの取り組みとして、学校における「マスク着用」「給食等の黙食」への柔軟な対応や、大阪市立高等学校等の大阪府への移管、内科学校健診における問題への対応などについて詳説した。加えて、大阪府立高等学校における眼科・耳鼻咽喉科学校健診医に対して実施したアンケート調査のほか、指定学校医制度認定・更新状況、「第54回全国学校保健・学校医大会」の開催概要などを紹介した。