TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

本日休診

夏祭り

府医ニュース

2023年7月26日 第3043号

 今年は、コロナ禍が始まって以来中止や縮小となっていた夏祭りが、久しぶりに従来通り開催されることが多いようです。
 7月12日は、当院の前を生國魂(いくくにたま)神社のお祭りの行列が通りました。
 生國魂神社、通称「いくたまさん」は天王寺区にあり、毎年7月11、12日が生國魂祭で、12日には神社から元の鎮座場所であった大阪城に向かって渡御行列が行われます。コロナ禍により、令和2~4年は渡御行事は中止されており、4年ぶりの復活でした。
 行列が通っている間は患者さんが少なかったので、私もスタッフも診療の合間に待合室の窓やドア越しに行列を見物しました。
 何台もの御神輿や馬車、平安時代風の衣装あり、燕尾服風あり、法被あり、大人も子どもも様々な衣装の集団が通って行きます。徒歩の人も御神輿などに乗っている人もあります。あとからあとから延々と行列が続きました。本物の馬も何頭も通り、白馬もいました。加えて警備する人、掃除する人など、いったい総勢何人が参加していたのでしょう。すべて通過し終わるまで20分ぐらいかかったように思います。
 大量の衣装や道具、馬、多くの人員を集め、準備するのにどれだけの時間、労力、費用がかかったことでしょう。そう言えば当院の患者さんで自治会の役員をしている人が「祭りの準備で忙しい」と言っていました。
 祭りの復活は、街の人々の底力を感じ、やはり見ているとわくわくするものがあります。
 「祭りを契機にコロナが増えた」ということがないように願いますが。(瞳)